新*今日の漢字* 「役」
今日は主人が仕事へ行ったので、静かな午前中となりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「役」 音読み ヤク エキ 訓読み ---
画数 7画 部首 彳
では常用字解で調べてみましょう。
会意 彳(てき)と殳(しゅ)とを組み合わせた形。
彳は行(十字路の形)の左半分で、行くの意味がある。
殳はしゅ((木殳)槍に似たほこのもとの字で、矛(ほこ)の類の武器をいう。
武器をとって遠く辺境に出かけて守備に就くことを役といい、「いくさ、兵役(へい
えき(軍務に服すること))」の意味となる。
のち「えだち(人民に課する労働)、しごと、つとめ、つかう、めしつかい」の意味に
用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 彳(てき)と殳(しゅ)とに従う。
[説文]三下 に「邊を戍(まも)るなり」と戍役(じゅうえき)の義とし、古文として
えき(イ殳)をあげている。
古文の字形はその殳をもつ意である。
[繋傳(けいでん)]三下 殳部の(木殳)字条に「司馬法に曰く、羽を執るに(木殳)を以
てす」とあり、羽を呪杖(じゅじょう)の上に着(つ)けて、巡行するときに呪器として
用いたものである。
役とは(木殳)を奉じて戍役に任ずることで、のちひろく征戎(せいじゅ)・行役(こう
えき)の意に用いる。
[周礼(しゅうらい)、地官。閭胥(りょしょ)]に「凡(およ)そ春秋の祭祀(さいし)
・役政・喪紀の數」とあり、もと閭里(りょり)の共同体的な任務を意味するが、春秋期
以前の用例がなく、その初義は確かめがたい。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「役」はもともと「武器をとって遠く辺境に出かけて守備に就く」意味だったようですね。
のちの時代になって「えだち(人民に課する労働)、しごと、つとめ、つかう、めしつかい」の意味
に用いられるようになったのですね。
余談ですが、私の好きな歴史上の人の中に「役小角(えんのおずぬ)」がいます。
いわゆる「役行者(えんのぎょうじゃ)」と言われる人で、修験道の開祖とされています。
実在の人物ですが、空を飛んだとか、鬼を使役したとか、いろいろな不思議な話をもつ人です。
さて今日の一枚は・・・
昨日の成果の一部です。
手前ジップロックに入っているのは梅干しです、樽がなくてもできるのです。
そして後方の左側が梅酒、右側が砂糖漬け?梅ジュースになる予定です。
梅干しは数年作っていますが、梅酒・広口瓶で作る梅ジュースは始めてです。
どうなりますやら・・・お楽しみ。
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