新*今日の漢字* 「油」
朝から雨が降っています。
昨日の気象情報では「台風が梅雨前線を刺激して大荒れ」と言っていましたが、
幸いなことに普通の雨の様です。
では・・・
新*今日の漢字*
「油」 音読み ユ 訓読み あぶら
画数 8画 部首 さんずい
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は由(ゆう)。
由はもとの形はおそらく卣(ゆう)で、瓢箪の類の実が熟して溶け、殻の中がからっぽに
なった形である。
熟した実が油(あぶら)のような状態になったものを油といい、「あぶら、あぶら状の
もの」意味となり、油状のものはつやがあるから「つや」の意味となる。
油は植物性のあぶらをいい、動物性のものは膏(こう(あぶら))脂という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は由(ゆう)。
[説文]に由字を収めず、油字条十一上には武陵(ぶりょう)の水名とするが、字は油膏(ゆ
こう)の字に用いる。
由は瓠(ひさご)などの実が熟して溶け、油化したもので、その外殻の形は卣(ゆう)、
その油化した液を油という。
油は植物性で、のちの桐油(きりあぶら)の類、膏(こう)は動物性の脂肪である。
白雲油油(ゆうゆう)・禾黍油油(かしょゆうゆう)のように、みちて盛んな状態を形容
するのに用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「油」は「瓢箪の仲間の実が熟して中が溶けて、油状になったもの」をいうのですね。
そして、油は植物性のもの、動物性のものは膏・脂と書き分けていたのですね。
実際にヘチマはまわりを腐らせて、例の繊維状のものを作ったことがあるのですが、
瓢箪は作ったことがないので、いまいちピンときませんが、瓢箪の堅い外側の艶やかさを考えると
油のような気もしてきて、ちょっと興味がわいてきました。
植える場所が無いのなかなか難しいですが・・・
さて今日の一枚は・・・
数年前、親戚から1株分けてもらったのですが、もともとプランター植えてあったローズマリーを
駆逐しそうな勢いで増えています。
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