新*今日の漢字* 「予」

今日は木曜日なので、外孫を預かっています。

朝、娘宅へ迎えに行って、最寄り駅まで娘を送り・・・

孫を連れて帰宅後、孫の朝食。

朝食後公園へお散歩へ行き、今日はたくさん遊んだらしく、昼食中に睡魔に襲われユラユラ・・・

ただ今お昼寝中です。

では・・・

新*今日の漢字*

「予」 音読み  ヨ    訓読み  ーーー

    画数   4画   部首  はねぼう

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 もとの字は豫に作り、音符は予(よ)。

     [説文]九下 に「象(ざう)の大なる者なり」とあり、また賈逵(かき)の説として「物に

     害あらず」とするが、その意味に用いた例がない。

     古い例としては、[書経(しょきょう)、顧命(こめい)]に「王、豫(たの)しまず」と

     ある。

     心に迷って決しかねることを猶予というが、猶は金文の字形は猷(ゆう)に作り、神を

     祀(まつ)り、神意を謀(はか)るの意味であるから、豫は象によって将来のことを占う

     の意味であろうが、そのことを今は確かめることができない。

     将来のことを占うことから、「あらかじめ、かねて」の意味に用いる。

     豫の常用漢字として予を使用する。

     豫(予)と別の予の字がある。予は象形の字で、織機にはった経(たていと)を交互に

     開いた間に緯(よこいと)を通して折る用具である杼(ひ)の形。

     杼を逆さまにした形が幻である。

     予は余(われ)と通じて一人称の「われ」の意味に用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 旧字は豫に作り、予声。

     [説文]九下 に「象(ざう)の大なる者なり。賈侍中(かじちゅう(賈逵(かき)))の

     説に、物に害あらず」とするが、その両義とも用例がない。

     また字を猶予のように用いるが、その語は容与と同じく双声の連語で、形況の語である

     から、字の初義としがたい。

     字の古い用例としては、[書、顧命(こめい)]「王、豫(たの)しまず」、[孟子、粱恵王

     (りょうけいおう、下)]「吾が王、豫(あそ)ばず」などは舒緩(じょかん)・逸予(い

     つよ)の義とみてよい。

     [礼記(らいき)、学記]に「未だ發せざるに禁ずるを之(これ)豫と謂ふ][中庸、二十]

     「凡(およ)そ事豫(あらかじ)めするときは則ち立つ」は予定・予測の意である。

     予にこの両義があるが、逸予の義はおそらく[説文]十下心部に録する悆の字義であるらしく

     「悆は忘るるなり。ゆるやかなるなり。~周書に曰く、疾(やまひ)有りて悆(たの)

     しまずと。悆は喜(たの)しむなり」と・・・中略・・・

     悆は愉の異文とみるべき字である。

     従って予の本義は予測の意とすべく、象(ぞう)によって予占する方法があったのかも

     しれない。

     象に従う字としては、卜文・金文に爲(為)があり、象を使役する形。

     また力部十三下に「勨(やう)は繇(えう(傜))、緩(ゆる)やかなるなり」と

     あって、農耕をいう字である。

     この例をもっていえば、豫は象をつないで予占とする意かと思われるが、なおこれを確か

     めることはできない。

     爲・勨・豫は一系をなす字のようである。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より 

まず「予」は「豫」の意味以外に「機織りの杼」があったのですね。

きっと同じ音で、「象の占いの字」や「機織りの木でできた杼」などと分かれて行ったのでしょうね。

今は確かめることができなようですね。


さて今日の一枚は・・・

みかんもちょっと大きくなりました。

書き始めは外孫のお昼寝のときでしたが、いろいろ中断があり、今は9時を回ってしまいました。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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