新*今日の漢字* 「洋」
今朝のご挨拶は「寒いですね」ばかりです。
では・・・
新*今日の漢字*
「洋」 音読み ヨウ 訓読み ---
画数 9画 部首 さんずい
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は羊(よう)。
洋にまた祥(しょう(祥。さいわい))の音があり、洋々をまた湯湯(しょうしょう
(水の勢いの盛んな様子))ともいう。
洋々(水が満ち溢れる様子。また、広々とした様子。物事の勢いの盛んな様子)のよう
に、「ひろい、あふれる、さかん」の意味に用いる。
また海洋(海)・外洋(広々とした大きな海)のように、「うみ」の意に用いる。
のち東洋・西洋のようにいい、「外国、西洋」の意味に用い、洋貨(外国品。西洋の
商品)洋楽(西洋の音楽)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は羊(よう)。
[説文]十一上 に斉(せい)の水名とするが、[爾雅(じが)、釈詁(しゃくこ)]に「多き
なり」という。
卜文に羊を洗うかとみられる字形がある。
[山海経(せんがいきょう)、郭璞(かくぼく)注]に「洋の音は祥(しやう)」とあり、
その音もあったらしく、洋洋は湯湯(しょうしょう)というのと同じく、水の満ちあふれ
るさま、広々としたさまをいう語である。
それで大洋の意となる。
また[中庸、三十一]に「聲名、中國に洋溢(やういつ)す」のように、比喩的に用いる。
海のようにひろい水を大洋・海洋という。
のち西洋・外来のものに冠して洋火(マッチ)・洋行(外国人の店)のように用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「洋」の卜文に「羊を洗っている」ような字形があるようですね。
「洋々」の「水が満ち溢れる様子。また、広々とした様子。物事の勢いの盛んな様子」意味から
「ひろい、あふれる、さかん」の意味に用いられるようですね。
のち西洋などという使われ方が生まれたのですね。
さて今日の一枚は・・・
先日外孫を公園に連れて行ったら、タンポポの綿帽子を発見しました。
外孫に取ってあげると・・・
一応、フ~フ~と吹く真似をして、飛ばない種に業を煮やしたのでしょうか、
そばの植え込みにこすりつけて種のなくなったタンポポの茎をを見ながらニンマリしていました。
飛ばしたつもりで、任務完了!ということでしょうか。
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