新＊今日の漢字＊　「様」

昨日の大阪方面での地震のニュースに東日本大震災を思い出しました。

パート帰りの私は地下鉄の車内で地震に遭いました。

その後地下鉄を降りるようにとの指示があり、結果的に２時間近く歩いて帰宅しました。

地震は他人ごとではありませんね、日ごろの備えを確認し改良を考えています。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「様」　音読み　　ヨウ　　　　訓読み　　さま

　　　　画数　　　１４画　　　部首　　木

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　もとの字は樣に作り、音符はよう（樣の木無）。

　　　　　よう（樣の木無）は水の流れ漾（ただよ）うさまで、その水脈が長く連なることをいう。

　　　　　[説文]六上　に「栩（くぬぎ）の實なり」とするが、水脈のような文様・模様を木に写した

　　　　　ものをいう字であろう。

　　　　　様式（かた。一定の形式）・様子（物事の状態。ありさま）のように、「かた、ようす」

　　　　　の意味に用いる。

　　　　　国語では「さま」とよみ、名前にそえて敬意をあらわす語として使う。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　旧字は樣に作り、よう（樣の木無）声。

　　　　　[説文]六上　に「栩（くぬぎ）の實なり」という。

　　　　　字はまた橡（よう）に作り、像（写す）とも通用する。

　　　　　それで様を様式・様子の字に用いる。

　　　　　様子は見本。

　　　　　さま、かたちの意に用いるが、国語では敬称の「さま」、また「さまありげ」のように

　　　　　用いる。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「様」を構成する「よう（樣の木無）」という字は「水の流れ漾（ただよ）うさまで、その水脈が

長く連なる」ことをだったようですね。

それに「木」をつけて「文様・模様を木に写した」ものを「様」といったようですね。

日本では様式・様子のようにも使いますが、「さま」とよんで人の敬称に使っているのですね。

さて今日の一枚は・・・

雨の止み間にムラサキシキブの花が咲きました。

昨年は実が数粒しか生らず、寂しかったので、今年は是非ムラサキシキブらしく庭を染め上げて

ほしいものです。