新*今日の漢字* 「練」
今日は朝のうち貧血なのでしょうか、めまいがしていましたが、
外孫を預かっているうちに治ってきました。
孫の力でしょうか?
では・・・
新*今日の漢字*
「練」 音読み レン 訓読み ね(る)
画数 14画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字はれん(糸+柬)に作り、音符は柬(かん)。
柬に湅(れん(ねる))煉(れん(ねる))の音がある。
柬は橐(ふくろ)の中にもののある形で、物を加工することを示す。
[説文]十三上 に「湅(ね)りたる繒(きぬ)なり」とあり、「ねりぎぬ」の意味とする。
[玉篇(ぎょくへん)]に「煮て漚(あら)ふなり」とあって、熱して糸を柔らかにすると
いう「ねる」方法をいう。
「ねる(糸を柔らかくする)」の意味から、練習(技術や芸事などを繰り返し習うこと)
・練磨(体・精神・技術などを鍛え磨くこと。錬磨)のように、「きたえる」の意味に
用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字はれん(糸+柬)に作り、柬(かん)声。
柬に煉(れん)・錬(れん)の声がある。
[説文]十三上 に「煮て漚(あら)うなり」とあり、熱して糸をやわらかにすることを
いう。
[周礼(しゅうらい)、考工記、こう(巾+荒)氏(こうし)]に湅糸(れんし)の法が
あり、[周礼、天官、染人]に「暴れん(糸+柬)」のことをしるす。
昼はひにさらし、夜は井にひたす。これを水湅という。
転じて練習・練磨・練武・練兵のようにもちいる。
詩文を推敲(すいこう)することをもいい、皮日休(ひじつきゅう)の[論詩]に「百練、
字を成し 千練、句を成す」の句がある。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「練」はもとは「糸を熱してやわらかくすること」を言ったようですね。
[周礼]にある「暴練(現代の字にしています)」「昼はひにさらし、夜は井にひたす」おそらくこれを
繰り返す方法が書いてありました、
この繰り返すことが今の「練」の意味になったのでしょうか。
さて今日の一枚は・・・
百合の花が咲きました。
このところの暑さで左右に見える色づいたつぼみも一気に咲いてしまいました。
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