新*今日の漢字* 「億」
昨夜、いつものように扇風機をかけて寝ようと思いましたが、妙に暑い・・・
温度計を見ると、夜の10時過ぎに30度を超えていました。
思わず、クーラーをつけ、タイマーをかけて寝ました。
窓をほぼ閉めた状態にしたので、夜中に降り出した雨も気にせず、朝までしっかりとねられました。
では・・・
新*今日の漢字*
「億」 音読み オク 訓読み ---
画数 15画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は意(い)。
意に憶(おく(おもう))・臆(おく(おしはかる))音がある。
意は音と心とを組み合わせた字で、音は祈って引位に問うのに答えて、神がかすかな音を
立てて、神意を示すことをいう。
音とは神のお告げである。
その音が何を意味するかを推測し、神意をおしはかり、かんがえることを意という。
古くは意を億・憶(おもう、はかる)の意味に用いた。
億はもとの「おもう、はかる」という意味から移り変わって、数の名に使うように
なった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は意(おく)。
[説文]八上 に「安きなり」とあり、[左伝、昭二十一年]「こころ億(やす)きときは
即ち樂し」、[国語、晋語(しんご)]「百神を億寧(おくねい)す」、[国語、呉語(ご
ご)]「晉(しん)の衆庶を億負(おくふ)す」など、みな安寧の義に用いる。
意(おく)は神意を臆度(おくたく)し、神意が暗示される意であるから、憶安が字の
本義であろう。
[論語、先進]「億(おく)すれば則ち屢々(しばしば)中(あた)る」、また[荀子、賦篇]
に「請ふ、之(これ)を測意(そくおく)せん」とあって、意と憶とを通用する。
憶・臆は意(おく)から分岐して、それぞれ慣用の字義となったもので、通用することが
多い。
億はまた数にもちいて、[詩、大雅。仮楽(からく)]「子孫千億」のようにいう。
金文の[嗣子壺(ししこ)]には「萬意年(まんおくねん)」と意の字を用いる。
その数は十万をいうときもあり、万万をいうときもあるが、古くは十進法であった。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
今は数字の単位で使用している「億」という字はもとは「おもう、はかる」という意味だったよう
ですね。
さて今日の一枚は・・・
昨夜お風呂に入るときにノートパソコンを閉じたのですが、
ふろ上がりに開けようとしたら動かず・・・・
悪戦苦闘の末、開くのは開いたのですが、ディスプレイを止めている外枠の様な所が外れそうになったり、蝶番(ちょうつがい)のところがおかしくなったりしました。
その後、力技で開いた状態だけなら通常通り使用できるようになりました。
外れそうになった外枠を昭和の人なのでセロテープで止めてみました。
ノートパソコンなのに、ディスクトップパソコンのようになってしまったということでしょうか。
とりあえず、このまま使用して、大切なデータはバックアップをとろうと思います。
本当にもう、悩ましいことです。
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