新*今日の漢字* 「械」
今日は娘の仕事が無かったので、家でのんびり過ごしています。
暑いの今日は少し和らいだとは言え、相変わらず暑いのでクーラーをつけています。
では・・・
新*今日の漢字*
「械」 音読み カイ 訓読み ---
画数 11画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は戒(かい)。
[説文]六上 に「桎梏(しっこく)なり」とあって、手足にはめる刑罰の道具の「かせ」で
あるという。
構造的に組み合わせることによって作動するものを機械といい、機ははた織り機である。
機械はもと軍事用に作られた器具であったらしく、[孫子、謀攻]に「器械を具(そな)ふ」
とあり、その注に「器械は機関(きくわん)攻守の總名(そうめい)なり」という。
器は祭りに使う器であるから、この「器械」は「機械」でなければならない。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は戒(かい)。
[説文]六上 に「桎梏(しっこく)なり」とは、かせ。
また「一に曰く、器の總名なり。一に曰く、持するなり。一に曰く、盛(せい)有るを械
と爲し、盛無きを器と爲す」と三義をあげている。
盛とは攻撃性の武器のことで、甲冑兜鍪(かっちゅうとうぼう)は内成の器、戈矛弓戟
(かぼうきゅうげき)は外成の器である。
[孫子、謀攻]にこの両者を合わせて「器械を具す」という。
[墨子(ぼくし)、公輸(こうゆ)]に「雲梯(うんてい)の械」の名がみえ、字の本義は、
そのように構造的に機能するものをいう。
[説文]の次条に「桎(しつ)は足械(あしかせ)なり」「梏(こく)は手械(てかせ)な
り」とあり、また格に扞格(かんかく)、からみ合うの意があるが、械・梏・格はみな外
から制約を加える意をもつ。
声義に通ずるところのある字である。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「械」は説文では「手足にはめる刑罰の道具のかせ」と書かれているのですね。
「構造的に組み合わせることによって作動するものが機械で、機ははた織り機」ということは、
構造的に組み合わせて作動するものが「械」?でしょうか。
さて今日の一枚は・・・
6月に写した写真なのですが、花の名前もどこで撮ったかもわからいという植物です。
そのときは心惹かれて写しました。
どこで撮ったのかな~・・・
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