新*今日の漢字* 「完」

今日は先週の金曜日に行ったジムへ行って来ました。

前回は筋肉痛が不安で回数も負荷も少なくしたのですが、怖がっていたほどでもなかったので、

今回は存分に負荷をかけ回数も少し多めにしました。

さあ、明日、明後日の筋肉痛はいかがなものでしょうか。

では・・・

新*今日の漢字*

「完」 音読み  カン    訓読み  ---

    画数   7画    部首   宀

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 宀(べん)と元とを組み合わせた形。

     宀は祖先の霊を祭る廟(みたまや)の屋根の形。

     元は大きな首を上に加えた人の姿で、人の頭部を強調した形である。

     廟の中でその元(頭)の髪を結(ゆ)い、冠をつける元服の儀礼は男子の成人式であり、

     冠という。

     戦いに勝ち、戦死せずに無事に帰ったことを廟に報告する儀礼を示しているのが完で、

     無事にことが終わること、最後までなしとげること、「まっとうする、まったし」の意味

     となる。

     戦いで捕らえた敵を廟に連れて来て、元(頭)に攴(ぼく(打つの意味がある))を加え

     て呪いをかける字が寇(こう(あだする、かたき))で、敵・外敵の意味がある。

     この王位完は廟の中での儀礼に関する字である。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 宀(べん)と元(げん)に従う。

     [説文]七下 に「全きなり。宀に從ひ、元(げん)聲。古文以て寛(くわん)の字と爲す」

     というが、元は首の意。

     字は戦死せずに、元首を全うして帰ったことを廟(びょう)に報告する儀礼を示すもので

     あろう。

     廟中で結髪して元服する儀礼を冠といい、廟中で俘囚(ふしゅう)の首を殴(う)つのを

     寇(こう)という。

     みな完に従う字である。

     寛は巫女(ふじょ)が廟中で祈禱する形で、完とは関係がない。

白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「完」は「戦いに勝ち、戦死せずに無事に帰ったことを廟に報告する儀礼」を示す字だったよう

ですね。 

「廟中で結髪して元服する儀礼を冠」というとでてきましたが、いわゆる冠婚葬祭の冠はこの成人式

のことだったのですよ、ご存知でしたか?


さて今日の一枚は・・・

上の孫のホウセンカはこの暑さの中ぐんぐん育っています。

さすがに夏の植物です。


ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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