新*今日の漢字* 「関」
今日はジムへ行って来ました。
では・・・
新*今日の漢字*
「関」 音読み カン 訓読み せき かか(わる)
画数 14画 部首 門
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は關に作り、門とかん(上に幺+幺 下に丱)とを組み合わせた形。
門の中央にかん(上に幺+幺 下に丱(門の戸をしめるための横木であるかんのき))を
加える形で、門を「とじる」の意味となる。
関はかんのきを取りつけている構造的なものであるから機関(しかけによって働く器具。
機械)といい、交通路の関を「せき、せきしょ」という。
両者の間を関によってとじこめるので、関係(二つ以上の物事が互いにかかわりあうこ
と)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は關に作り、門とかん(上に幺+幺 下に丱(関鍵の象))を施す意。
[説文]十二上 に「木を以て横に門戸を持するなり」とあり、かんぬきを施すことをいう。
[周礼(しゅうらい)、地官、司関(しかん)]の職は、境界上の門を司(つかさど)るもの
で、これに関扃(かんけい)を施す職である。
[呂氏春秋(ろししゅんじゅう)、慎大(しんだい)]に孔子が国門の関をもち上げた話を
載せ、[左伝、襄(じょう)十年]に父の叔粱紇(しゅくりょうこつ)にも同じような武勇譚
がみえる。
横木を施してある門を、そのままもちあげたのであろう。
かん(上に幺+幺 下に丱)は絲部十三上に「織絹なり。糸の杼(をさ)を貫くに從ふ」
とあるが、金文の[陳猷壺(ちんゆうこ)]にみえるその字形からすると、それは扃(けい)
そう(金+巢)とよばれる構造の門の鍵であろう。
門関の意より、交通上・軍事上の要所の名となる。
[孟子、粱恵王(りょうけいおう)、下]に「關市(くわんし)は譏(き)して征せず」とあ
り、課税はしないが、その出入りを厳にした。
また関節・関係・関与のように用い、関鍵のように構造的なはたらきをもつものを機関と
いう。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「関」はもとは「門の中央にかんぬきをつけて閉じる」という意味だったようですね。
そして、関節・関係・関与のように用い、「関鍵のように構造的なはたらきをもつものを機関」と
いうのですね。
さて今日の一枚は・・・
三階の窓から見たら、うっすらと色づき始めた柿が見えました。
早過ぎるから、いわゆる「虫あかるみ」かな?
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