新*今日の漢字* 「機」
今日も暑いですね。
大気が不安定なので、所によって雨が降るそうですがどうでしょう・・・
では・・・
新*今日の漢字*
「機」 音読み キ 訓読み はた
画数 16画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字はき(機の下部の人のような形が上の線を突き抜けている)に作り、音符は幾
(き)き。
幾は邪悪なものを祓(はら)う力のある糸飾りのついている戈(ほこ)で、これを用いて
悪霊などがひそむを調べ、問いただすことができるとされた。
「しかけ、ばねじかけ」や「はたらき」のある道具を機・機械といい、そのはたらきを
機能という。
古い機械では織機(布を織る機械。はた)が代表的なものである。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字はき(機の下部の人のような形が上の線を突き抜けている)に作り、幾(き)声。
幾は呪飾(じゅしょく)の絲(糸)をつけた戈(ほこ)でこれえ悪邪を譏察(きさつ)し
機微を知ることができるとされた。
のちしかけのある器具を機械といい、そのはたらきを機能という。
からくりで動くものをいう。
[説文]六上 には「發(はつ)を主(つかさど)る、之(これ)を機と謂ふ」とある。
また[玉篇]に「弩牙(どが)なり」とは弓をいう。
弓に用いるものは機栝(きかつ(弩牙と矢はず))、関鍵(かんけん)に用いるものは
機関、戸枢(こすう)に用いるものは枢機(くるる)織物に用いるものは機杼(きちょ
(ひ))であるが、機関や枢機は門戸のことだけでなく、拡大して機構や組織、またその
枢要(すうよう)のところの意に用いる。
それよりまた機微の意となり、機密・機変・機略のように用い、自然の神妙な作用を天機
という。
[荘子、大宗師(だいそうし)]「其の̪耆欲(しよく)深き者は、其の天機淺し」、
[列子、天瑞]「萬物皆機より出でて、皆機に入る」など、道家は好んでこの語を用いるが、
のちには[大学、九]「其の機此(かく)の如し」のように、儒家もその字を用いている。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「機」は「しかけ、ばねじかけやはたらき」をいうのですね。
古い機械としては機織り機が代表的なものなのですね。
また古い時代には道家や儒家も「機」を好んでつかっていたようですね。
さて今日の一枚は・・・
大きくなり過ぎたキュウリなど酢・醤油・砂糖・昆布・鷹の爪を一度沸騰させたものをかけて
醤油漬けを作りました。
右側に小さく写るものはスマホです。
家族が大好きなので結構な量を漬けました。
夕飯には食卓に上ります。
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