新*今日の漢字* 「極」
今日は朝から内孫の二人が昨日の続きのビーズをしたいと来ました。
8時頃から三階の私の部屋でビーズ遊びが始まりました。
遊んでいる途中主人が見に行くと・・・
下の孫のテグスを押さえた手が外れたらしく、パシャーンと散らばりました。
その後孫たちのパパである息子が来ると・・・
上の孫が「パパ見て!」の声と一緒にやはりテグスを押さえた手が外れパシャーンと散らばりました。
デジャブでしょうか・・・
では・・・
新*今日の漢字*
「極」 音読み キョク ゴク 訓読み きわ(める まる み)
画数 12画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は亟(きょく)。
亟は二と人と口と又(ゆう)とを組み合わせた形。
二は上下の狭い空間。
その狭い空間に人を押し込めて、前にのろいの祝詞を入れた器の口(さい)を置き、後ろ
から又(手)でその人を押しやるので、人を閉じ込めて罰する方法を亟という。
その刑罰を究極する(果てまできわめる)と殛(きょく(ころす))となり、死罪の刑罰
という。
亟はもとの字で、刑罰として殺すの意味があり、その殺す場所が極である。
行き詰った場所で罪人を究極して殺すので、極は「きわめる、きわまる、きわみ」の意味
となる。
また究極の意味から極上(きわめて上等なこと)の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は亟(きょく)。
[説文]六上 に「棟なり」とし、また棟字条に「極(むなぎ)なり」と互訓している。
[荘子、則陽]に「其の隣(となり)に夫妻臣妾の極に登る者有り」とあり、[釈文(しゃく
もん)]に「屋棟(おくとう)なり」という。
しかし極の古い用法には、[詩、周頌(しゅうしょう)、思文(しぶん)]「我が蒸民(じょ
うみん)を立つるは 爾(なんぢ)の極に匪(あら)ざる莫(な)し」、[大雅、崧高(す
うこう)]「駿(たか)くして天に極(いた)る」、[孟子、離婁(りろう)、下]「之
(これ)を其の往く所に極む」など極至の意に用いるものが多く、屋棟の義はむしろ後起
の義であろう。
極は亟の声義を承ける字で、亟はもと刑罰の法を示す字。
上下の相迫る狭いところ(二)に人を幽閉し、前に祝禱(しゅくとう)を収める器(口
(さい))をおき、後ろから手(又(ゆう))で殴(う)って殛死(きょくし)すること
をいい、その殛死の場所を極という。
亟が殛の初文。
これを究極するところから急疾のぎもあり、[書、大誥(たいこう)]「予(われ)敢(あ
へ)えて極(すみ)やかに寧王(文王)の圖事(とじ)を卒(をわ)らせずんばあらず」
のようにいう。
亟は金文に[毛公鼎(もうこうてい)]「女(なんぢ)命じて一方に亟(きみ)たらしむ」の
ように辟君(へきくん)の意に用いるが、それは極致・究極の意から、極上の位の意と
なったものであろう。
のち[書、洪範(こうはん)]の「皇極(くわうきょく)」、[易(えき)、繋辞伝(けいじ
でん)]の「太極」のように、規範や存在の根源にあるもののいに用いる。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「極」のもとの字の「亟」は「狭い空間(二)に人を押し込めて、前にのろいの祝詞を入れた器の口(さい)を置き、後ろから又(手)でその人を押しやるので、人を閉じ込めて罰する方法」だったの
ですね。
つまり「行き詰った場所で罪人を究極して殺す」ので「極」は「きわめる、きわまる、きわみ」の意
味となるのですね。
さて今日の一枚は・・・
ハナキリンの根もと付近からも新しい芽が出てきました。
100円から良く育っています。
0コメント