新*今日の漢字* 「径」
また暑さが戻ってきたような感じです。
では・・・
新*今日の漢字*
「径」 音読み ケイ 訓読み ---
画数 8画 部首 彳
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は(彳+巠)に作り、音符は巠(けい)。
巠は織機にたて糸を張り、下端に横木を置いて糸を直線に伸ばした形である。
彳(てき)は十字路の形である行の左半分で、道の意味がある。
径とは直線的な近道をいう。
通常の路(みち)とは異なる便利な道であるから、狭い小道をいう。
細い獣道(けものみち)を徯径(けいけい)といい、便利で早くできる方法を捷径(しょ
うけい)という。
捷とはす早いこと。
径は「みち、こみち」のほかに「すぐ、ただちに、直径」の意味にも使う。
逕(けい)は径と同じ意味の字である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は(彳+巠)で、巠(けい)声。
巠は織機にたて糸を張って、その下端を横木でとめている形で、たて糸をいい、すべて
直線的であるものをいう。
[説文]二下 に「步道なり」とあって、車では迂回すべきところも、歩行ならば近道する
ことができる意。
[礼記(らいき)、月令]「徯径(けいけい)を塞(ふさ)ぐ」とは獣道をいう。
逕も(彳巠)と同じ。
径は早道であるから、便宜な方法を捷径(しょうけい)、人の気短なことを直情径行と
いう。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「径」は「通常の路(みち)とは異なる便利な直線的な小道」のことだったようですね。
さて今日の一枚は・・・
午前中に水をあげたのに、戻ってきた夏の暑さと陽ざしに照らされてしおれていきそうな雰囲気を
漂わせている「ホウセンカ」です。
結構大きくなっているのに、花が咲きません、どうしてでしょう?
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