新*今日の漢字* 「景」
昨夜から台風の遠い影響で雨風が強かったので・・・
ジムへ行くのはやめようかな~と思っていたのですが・・・
出かける前頃には収まってきたのでジムで頑張ってきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「景」 音読み ケイ 訓読み ---
画数 12画 部首 日
では常用字解で調べてみましょう。
形声 声符は京(けい)。
京は出入り口がアーチ形の城門の形で。上に望楼(ものみやぐら)がある。
もし城門や城楼が日影の観測に使用され、時刻を決めたとすれば、会意としての解釈も
可能であり、その観測方法をいう字であるかもしれないが、城門・城楼を観測に使用した
という確実な記録はない。
甲骨文に義京(ぎけい)・磬京(けいけい)の名がみえるが、その用途はわからない。
景は光のある状態をいうので「ひかり」の意味となり、光によって作られる「かげ」の
意味ともなり、光に照らし出される「けしき、ようす」の意味に使われる。
光に反映し、かげる状態のものは影(ひかり、かげ)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は京(けい)。
[説文]七上 に「光なり」とし、京声とする。
光景とは日の光をいう。
[周礼(しゅうらい)、地官、大司徒]に「日景を正し、以て地の中を求む」と日景測量の
ことをいい、地上千里にして日景に一寸の差があるという。
[詩、大雅、公劉(こうりゅう)]に「(皀+旡)に景(かげ)みて、迺(すなわ)ち岡
(をか)のぼる」とは、日景を考えて方位を定めることで、[鄘風(ゆふう)、定之方中
(ていしほうちゅう)]にも「之(これ)を揆(はか)るに日を以てす」と、都を遷すに当
たっての経営をいう。
このことからいえば、景は京による日景観測の法をいう字であるかも知れない。
卜辞に義京(ぎけい)・磬京(けいけい)の名があり、京とはアーチ状の凱旋門(がい
せんもん)で、上に望楼をおく。
軍礼をそこで行うが、その門の配置のしかた次第では日景の観測も可能であろう。
マヤ族にも、神殿を日景観測に用いるものがある。
もし京を日景を測るに用いたことが確実ならは、字は会意とみることができる。
卜辞(ぼくじ)に「五百四旬七日」という日数の表示があり、一年半の日数五四七・八七
五日という日数の日至と合う。
[周礼]みえる日景の法は方位や距離の測定に用いたものであろう。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「景」は光に照らし出される「けしき、ようす」をいうのですね。
そして、現在は形声の字になっていますが、将来、アーチ状の城門の京が日景観測に用いたことの確実な記録が見つかると「会意」の字となるようですね。
さて今日の一枚は・・・
写真が無かったので、お姉さん猫のモモの写真を撮ろうかと声をかけると・・・
「ドアを開けてください!」という顔つきでドアの方を見つめていました。
撮影後ドアを開けて廊下へ出してあげました。
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