新*今日の漢字* 「験」
今朝は主人がゴルフだったので、朝5時に起きました。
日ごろ7時すぎないと起きない主人が起きていました。
毎度のことですが、遊びのときは早く目が覚めるようです。
では・・・
新*今日の漢字*
「験」 音読み ケン 訓読み ---
画数 18画 部首 馬
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もと驗に作り、音符は僉(せん)。
僉(せん)に檢(けん(検)。しらべる)・險(けん(険)けわしい)の音が
ある。
僉(せん)は二人がそれぞれ神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の
口(さい)を捧(ささ)げて、並んで舞い祈る形。
その祈りに応(こた)えて、しるし、きざしのあらわれることを験という。
馬の字を要素とするのは、馬は霊気を感じやすい動物とされ、馬を使って神意を試す儀礼
があったものと思われる。
わが国でも古くから神社で神事として競馬(くらべうま)が行われている。
それで験は「ためす、しらべる」の意味となり、また「しるし、きざし、あかし、きき
め」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は驗に作り、せん(驗の右側)声。
僉(せん)に儉(けん(倹))・檢(けん(検))の声がある。
[説文]十上 に「馬の名なり」とするが、その用義例がなく、[玉篇]に「徵なり、證なり」
といい、その義に用いられる。
[説文]の訓会においても、讖(しん)・籖(せん)の各字条に「驗なり」と訓し、予言に
対してその験のある意としている。
[戦国策、斉策(せいさく)]に「其の辭(じ)を王の前に驗す」とあり、[高誘(こう
ゆう)注]に「信にするなり」という。
また[呂氏春秋(ろししゅんじゅう)、察伝][淮南子(えなんじ)、主術訓]の[注]に「こ
う(交+攵)なり」とあって、効験の意。
[説文]は前条の驩についても「馬の名なり」というのみで、驩虞(喜び楽しむ)などの意に
及んでおらず、この字についても馬名を本義としている。
[段注]に験証の字は譣(けん)の義であるとするが、経籍はみな験の字を用いる。
僉(せん)は二人並んで神に祝禱(しゅくとう)をする形の字であり、験の字義は、ある
いは馬をもって、神意を験する儀礼があって、それによるものかと思われる。
わが国にも、競馬(くらべうま)のように神事に馬を用いることがあった。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「験」はもと「驗」と書き、つくりの「僉」は「二人がそれぞれ神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の口(さい)を捧(ささ)げて、並んで舞い祈る形」でそれに応えて「しるし、きざし」のあらわることをいうようですね。
なぜ、「馬なのか」というところは「わが国でも古くから神社で神事として競馬(くらべうま)が行
われ」たり、絵馬も元は馬を奉納したらしいので、神様と馬とは関係が深いのでしょうか?
さて今日の一枚は・・・
我が家の庭は半日影なので、何種類かのシダ類が生えています。
中央上部のいかにもシダらしいもの。
左側から右下辺りにある、細長い葉をしたもの。
中央上部右よりの幅の広いタイプのもの。
庭には日が当たって欲しいような、このままシダたちが残って欲しいような・・・
複雑な気持ちです。
外孫を預かったり、内孫が来たりして、書き込みが終わったのは夜の7時半過ぎでした。
0コメント