新*今日の漢字* 「固」

今日も朝から暑いです。

今日は自治会の配布物の準備と午後から外孫を預かり、

甥っ子のこちらでいう「屋移(やうつ)り(引っ越し披露)」で引っ越した家へお招きを戴いて

います。

私は外孫の預かり時間と重なったので、遅れて行き、おそらく早めに帰ってこようと思います。

では・・・

新*今日の漢字*

「固」 音読み  コ   訓読み  かた(める まる い)

    画数  8画   部首  囗(くにがまえ)

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 囗(い)と古とを組み合わせた形。

     古は口(さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形))の上に聖器とし 

     ての干((たて)盾(たて))を置いて祈りの効果を長く保たせることをいう。

     古の外に囗(い(かこい))の形を加えた固は祈りの効果を守りかためっるので、「かた

     い」の意味となる。

     祈りの効果が固定する(動かないこと。変わらないこと)ことから、「もとより、もと

     もと」の意味となる。

     しかしあまり固執(こしつ)する(自分の考えや意見をかたく守って変えない。こしゅ

     うともよむ)と、頑固(自分の考えや態度を押し通すこと。かたくな)ということに

     なる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 囗(い)と古とに従う。

     [説文]六下 に「四塞(しそく)するなり」とし、古声とする。

     古は祝禱を収める器(さい)の上に、聖器としての干(たて)をおき、その祝禱の呪能

     (じゅのう)を護る意であり、固はそれに外囲(囗)を加えて、一そう厳重にこれを固守

     する意を示す。

     ゆえに固閉・堅固の意となる。

     これを堅固にすることより久安の意となり、久しく持続することから固有・固定の意と

     なる。

     また本来の意に用い、[論語、衛霊公(えいれいこう)]に「君子固(もと)より窮す」と

     あり、その窮を守ることを固窮の節という。

     固持することがその程度をこえるものを固陋(ころう)・頑固という。

白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「固」に含まれる「古」は「口(さい)の上に聖器としての干(たて)を置いて祈りの効果を長く

保たせる」という意味だったのですね。

そのまわり「囗(い(外囲い))」を加えてさらに厳重に守っている意味だったようですね。

やはり、祈りや呪力の時代に作られた漢字の元の意味は今の意味と少し違うのですね。


さて今日の一枚は・・・

夏の終わりに咲き始めるシクラメンの花芽です。

肉眼では1つがやっと見えましたが、画像で大きくなると3個ぐらい花芽が確認できますね。

かれこれ7~8年ぐらい同じように咲いてくれます、ありがたい花です。


さて、自治会の配布物の仕分けに取り掛かりましょう。

 

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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