新*今日の漢字* 「最」
昨日は川崎の工場群の夜景クルーズなるものに行って来ました。
クルーズといっても乗る船は屋形船です。
今回はケータリングのブッフェ形式の食事ができました。
屋形船とは言え、ご時世でしょうか、畳の上にイスとテーブルがあり・・・
足の痛い年配の方も安心の小さな旅でした。
では・・・
新*今日の漢字*
「最」 音読み サイ 訓読み もっと(も)
画数 12画 部首 曰(ひらび・いわく)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は 「さい」に作り、冃(ぼう)と取とを組み合わせた形。
取は耳と又(ゆう(手の形))とを組み合わせた形で、戦場で討ちとった者の左耳を、
討ちとった証拠として手で切り取るの意味である。
冃は頭巾(ずきん)の類で、覆(おお)うの意味がある。
切り取った耳が多いとき、上から覆って取り集めることを最といい、指先でつまむように
して取ることを撮(つまむ)という。
切り取った敵の左耳の数で軍功(手柄)を定め、功績第一を最という。
それで最は「とる、あつめる」の意味のほかに、「第一、もっとも」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 正字は「さい」に作り、冃(ぼう)と取とに従う。
取るは耳をもつ形で、戦場で討ちとった敵の左耳を切る、いわゆる かく(耳+或)耳
(じ)、その耳の数によって軍功を数える。
最はまた冣(さい)に作り、上部は耳を覆う形。
[説文]七下 に「犯して取るなり」と冃を冒犯の義とし、冣七下に「積むなり」と両義に解
するが、[玉篇]以下、冣を収めないものも多く、もと同字である。
冃は冖(べき)と同じく、蓋(おお)う形。
首功を最といい、すべて第一等のものを最という。
掩取するかく(耳+或)耳(じ)の意で、これを撮(あつ)めるのを撮という。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「最」はもと「戦場で討ちとった者の左耳が多いとき、上から覆って取り集める」という意味だった
のですね。
そして「敵の左耳の数で軍功(手柄)を定めた」ので「第一、もっとも」の意味にもなるのですね。
さて今日の一枚は・・・
実は昨日の一枚ですが・・・
まずは代表的な雰囲気の写真です。
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