新*今日の漢字* 「散」

昨日も夜になって強い雨が降りました。

明け方ふと目が覚めた時に、「あら?彼岸の入りはいつだったかしら・・・」の言葉が

頭の中で渦を巻きました。

実は入りの日にはお墓掃除があるのです。

起きてから調べると20日明日でした。

その後一寝をして起きると・・・清々しい朝でした。

では・・・

新*今日の漢字*

「散」 音読み  サン    訓読み ち(る らす らかす らかる)

    画数  12画    部首  攵

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 (散の左側のみ)と攵とを組み合わせた形。

     攵には打つの意味がある。

     (散の左側のみ)は筋のある肉で、固い肉であるから、これを殴(う)って

     ほぐすことを散といい、「ちる、ばらばらとなる、ちらかる、はなれる、みだ

     れる」の意味となる。

     ばらばらになった肉は、美味ではなく味が悪いから、すべて無価値のもの、

     役立たずのものを散という。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 (散の左側のみ)(筋肉の形)と攴(ぼく)とに従う。

     筋腱(きんけん)の固い肉を殴(う)って柔らげることをいう。

     [説文]四下 に「雑肉なり」とし、さん(痲-疒+攴「)声とするが、

     さん(痲-疒+攴「)は麻皮を撃ってその繊維をほぐす意であり、散は筋肉を

     撃ってほぐす意であるから、撃つ対象が異なる。

     散の従うところは筋肉で、筋は筋肉が骨に連なる腱(けん)の部分の形。

     散肉の意よりして、美肉正味に非ざるものとされ、官途に棄てられることを

     散棄、位にあって職掌のない者を散位・散官といい、自ら無用の人となして散人

     と称し、役に立たぬ学者を散儒という。

     散楽はもと野人のもので倡優(しょうゆう)をかね、百戯の類をも含むもので

     あった。

     すべて放散するもの、無用のものに冠して用いる。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「散」の元の意味は「筋のある固い肉を殴(う)ってほぐすこと」だったのですね。

そこから、「ちる、ばらばらとなる、ちらかる、はなれる、みだれる」の意味となるの

ですね。

また、ばらばらになった肉は、美味ではなく味が悪いから、すべて無価値のもの、役立たず

のもの」の意味になったのですね。

ということは・・・

散歩は無駄な歩き?なのでしょうかね、無駄に歩ける余裕かもしれせんが。



さて今日の一枚は・・・


今年はなぜか青い(緑)ミカンなのにパッカーンと割れてしまう実が続出しました。

トマトやサクランボなどは熟したときに雨が降ると割れると聞いたことがありますが・・・

このミカンは熟しているとは思えないのですが・・・

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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