新*今日の漢字* 「残」
今日は娘が仕事だったので外孫を預かることになったので、
昨日気が付いたお墓掃除は義姉のご主人ににお願いしました。
外孫は先ほど昼寝を始めました。
では・・・
新*今日の漢字*
「残」 音読み ザン 訓読み のこ(る す)
画数 10画 部首 歹
では常用字解で調べてみましょう。
形声 元の字は殘に作り、音符は戔(さん)。
戔は戈(ほこ)を重ねた形で、薄く小さいものをうち重ねた状態のものをいう。
歹(がつ)は「 」が元の形で、残骨の形。
人の死体の胸から上の骨が残っている形である。
ばらばらになって僅(わずか)に残されている骨を残という。
獣が獣を食い散らす様子を残虐・残酷(むごたらしいこと)という。
それで残は「のこる、そこなう、むごい」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は殘に作り、戔(さん)声。
戔に浅小偏薄(へんはく)のものをうち重ねる義があり、残とは残骨・残片の意
である。
[説文]四下 に「賊なり」と人を害する残賊の魏とし、別に ざん(歹+月)字
条 四下に「禽獣(きんじう)の食する所の餘なり」とするが、残・ざん(歹+
月)は同字。
一は骨の戔、一は肉に従うて残肉・残余の意。
[段注]に ざん(歹+月)を月に従うて缼の意とするが、月は肉の形である。
獣が獣を食うさまは残虐を極めているので残酷の意とし、人に施して残忍・残賊
の意とする。
すべて残余のものをいい。斬月・残灯・残照・残年という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「残」は「残骨・残片」を表していたのですね。
日頃はあまり考えていませんが、確かに歹は「かばねへん」ですからね。
さて今日の一枚は・・・
昨日撮った写真ですが、ヒガンバナが川のそばに咲いていました。
本当に彼岸頃に咲くのですね。
自然の摂理ってすごいですね。
0コメント