新*今日の漢字* 「試」
お彼岸関連のバタバタも終わり、今日はジムへ行ってこようと思います。
と思ったのですが、つまづいて帰宅後に書いています。
まずその前に・・・
新*今日の漢字*
「試」 音読み シ 訓読み こころ(みる) ため(す)
画数 13画 部首 言
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は式(しき)。
式には呪具としての工を用いて悪邪を祓(はら)い清めるの意味があり、祝詞
(のりと(神に祈るとき、神に向かって唱えることば))を祓い清める行為を
いうようである。
その方法を試みることによって祈りの効果が生まれると考えられたので、試に
「もちいる、こころみる、ためす」の意味がある。
刑罰や兵事についての呪儀(じゅぎ)として行われたものと考えられる。
試験というときの験は、霊気を感じやすい動物であるうまの動静によって神意を
ためすという意味であろう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は式(しき)。
式には呪具の工を用いて清める意がある。
[説文]三上 に「用ふるなり」、前条に「課は試みるなり」とあって、ものをため
す課試の意とするが、[礼記(らいき)、楽記(がくき)]「兵革試(もち)ひず」
[礼記、緇衣(しい)「刑試(もち)ひずして民咸(ことごと)く服す」とあっ
て、軍事や法制のことに関して用いる。
[周礼(しゅうらい)、夏官、藁人(こうじん)]「其の弓弩(きゅうど)を試む」
は課試の意。
̪弑(し)と通用することもあり、弑は祟(たたり)をなす獣を用いる呪儀(じゅ
ぎ)、試は祝詞(のりと)の形式によるもので、刑罰や兵革を用いるときの呪儀
であろう。
そのような儀礼を式と称した。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「試」は「祝詞(のりと)を祓い清める行為」をいうようですね。
「その方法を試みることによって祈りの効果が生まれると考えられた」ので「もちいる、
こころみる、ためす」の意味があるのですね。
さて今日の一枚は・・・
頂き物の桃とお彼岸用に購入した梨そして昨日購入したミカン。
以前でしたら、季節的には何か月分違うような果物がいっしょに手元にある不思議な時代
です。
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