新*今日の漢字* 「種」
昨日の夜中から風雨が強まり、時折の突風で家が揺れるほどでした。
朝起きて確認したら・・・
ロープで縛った棕櫚(しゅろ)の木はほぼ倒れていました。
ロープとそばにあった木のおかげで建物や隣りへの被害はなく済みました。
では・・・
新*今日の漢字*
「種」 音読み シュ 訓読み たね
画数 14画 部首 禾
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は重(じゅう)。
[詩経(しきょう)、大雅、生民]に「誕(ここ)に嘉種(かしゅ)降(くだ)す」
とあって、周王朝の始祖である后稷(こうしょく)に神がよい穀物の種子を与え
たという伝承を歌っている。
種は穀物の「たね」をいい、それにより種芸・種樹(草木を植えること)のよう
に「たねまく、うえる」の意味に用い、種類(性質などの共通しているいくつか
の個体をまとめたもの)のように「たぐい、ともがら」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は重(じゅう)。
[説文]七上 に「先にう(禾+童)ゑて、後に孰(じゅく(熟))すなり」とあ
り、おくての稲の義とする。
[詩、大雅、生民(せいみん)]「誕(ここ)に嘉種(かしゅ)降(くだ)す」は、
周の后稷(こうしょく)が嘉禾(かか(よい禾種))を与えられたとする伝承を
歌うもので、種とは穀種が字の原義。
それより種樹・種芸・種類の意となる。
[釈文(しゃくもん)]に種をおくての稲、しゅ(禾+童)を種芸の字とする説が
みえるが、両者は同じ字で、区別を立てる必要はない。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「種」の元の意味は「穀物の種」だったようですね。
そのことから「たねまく、うえる」の意味に用いられ、種類のように「たぐい、ともがら」
の意味にも用いるのですね。
さて今日の一枚は・・・
周りの土を巻き込むように根が浮いてしまった棕櫚(しゅろ)です。
自宅周りはこんな感じでしたが、アパートの瓦が飛びお隣の壁と車に傷がつきました。
保険では瓦の修理代は出るそうですが、お隣の保証は出ないそうです。
さあ、これからどうなりますか。
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