新*今日の漢字* 「初」
今日も小雨交じりの曇り空です。
家を新築後10年契約の定期点検の最終日となりました。
14時半頃にみえるそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「初」 音読み ショ 訓読み はじ(め めて) はつ うい そ(める)
画数 7画 部首 刀
では常用字解で調べてみましょう。
会意 衣と刀を組み合わせた形。
刀(はさみ)で布を裁(た)ち切って衣を作るの意味である。
初めての衣を作ることで、赤ん坊の産着(うぶぎ)として着せる着物を作ること
をいう。
産着を作るときに、布をはさみで初めて切る儀礼があったのであろう。
それで、「はじめ、はじめて」の意味となる。
はじめ、はじめると読む字には儀礼的な意味のあるものが多く、戈(ほこ)の刃
の上に才(神聖な標(しるし))をお札のようにつけた形が𢦏(さい(はじ
め))、𢦏と口(さい)(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器)と
を組み合わせた哉(さい(はじめる))は、戈の使用に当たって祝詞を唱えて
清める儀礼をいう。
載(はじめ)は兵車に𢦏(お札)をつけて兵車を祓(はら)い清める儀礼で
ある。
初を(上から文+厂+初)とかく例があって、産着をいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 衣と刀とに従う。
刀をもって衣を裁(た)ちそめる意。
[説文]四下 に「始なり。刀に從ひ、衣に從ふ。裁衣の始めなり」という。
[爾雅(じが)、釈古(しゃくこ)]に初(しょ)・哉(さい)・肇(ちょう)・基
など、始と訓ずる字を列するが、それらはいずれも儀礼的な意味を背景にもつ
もので、初も神衣・祭衣などを制するときのことをいうものであろう。
[礼記(らいき)、檀弓(だんぐう)、下]「夫(そ)れ魯(ろ)に初有り」、[儀
礼(ぎらい)、覲礼(きんれい)]「伯父(はくほ)、乃(なんぢ)の初事に帥
(したが)へ」とは、初を継承して故事とすることをいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「初」は「産着などを作るときに刀(はさみ)で布を裁(た)ち切って作る」意味だった
ようですね。
確かに、示(ネ)ではなくて1画多い衣でしたね。
さて今日の一枚は・・・
そうそう、上の孫が苗を持ってきたホウセンカ遅ればせながら、実がなりました。
触るとプンッ!と弾けて種を飛ばすところを見せたいのですが・・・
寒くなるのが先か、弾けるのが先か・・・どうなりますやら・・・
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