新*今日の漢字* 「成」
今日は木曜日なので外孫を預かっています。
自宅に到着後、公園へ直行し、1時間半ぐらい遊びました。
見えたものは声に出していいます。
バスは「バッ!」飛行機・ヘリコプターを「キ!」鳥を「トトッ!」といい、来たら・・
「きた!」。
見えなくなると「行っちゃった!」「バババ~!(バイバイ)」といいます。
そして、飲む水も、雨も、川の水も「ミジュジュッ!」とすべての言葉を大きな声で
一生懸命にいいます。
頑張りすぎて、ただいまお昼寝中です。
では・・・
新*今日の漢字*
「成」 音読み セイ ジョウ 訓読み な(る す)
画数 6画 部首 戈
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字はせい(宬の宀なし)に作り、戈(か)と丨(こん)とを組み合わせた
形。
丁は甲骨文字・金文は丨で、飾りの垂れている形である。
成は戈(ほこ)の制作が終わると、飾りをつけて祓(はら)い清めることを示し
「成就(じょうじゅ)する(できあがる。完成する)、なる、なす」の意味と
なる。
京観(けいかん(大きな城門))の築造が終わると、犠牲(いけにえ)の犬
(尤)の血を用いて落成式の時に釁礼(きんれい)を行うことを就(しゅう)と
いう。
築造や制作が終わると、成就の儀礼を行って祓い清めたのである。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 戈(か)と丨(こん)とに従う。
[説文]十四下 に「就(な)るなり。戊(ぼ)に從ひ、丁(てい)聲」とするが、
卜文・金文の字形は丁に従う形ではない。
繋(か)けた形に作るものがあり、戈(ほこ)の制作が終わったとき、その緌飾
(ずいしょく)としての丨を加えて祓(はら)ったもので、それではじめて成就
(じょうじゅ)するの意となる。
兵器はまた聖器であるから、聖器としての修祓(しゅうふつ)を必要とした。
建物の造営や器物の制作についても、これを祓(はら)うための釁礼(きんれ
い)がおこなわれたもので、就は凱旋門(がいせんもん)であるアーチ形の京
(けい)の建造の落成式のときに、犬牲をもって祓うもの。
戈のようなものには緌飾をつける。
金文図象に、戈の内(ぜい(ほぞ))の部分に緌飾を垂れている形のものが多
く、これを戈身に繋(か)けているものが成であると考えられる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「成」は「戈の制作が終わり、飾りをつけて祓い清める」ことを表していたのですね。
築造や制作が終わると、成就の儀礼を行って祓い清めたようですね。
さて今日の一枚は・・・
電線に鳥が止まっていました。
和音を奏でているのでしょうか。
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