新*今日の漢字* 「選」
昨日は書き込み後、実家へ行ってきました。
姉が古いアルバムを出しておいてくれたので、記憶のある写真、記憶のない写真
父や母の若いころの写真を「あでもない、こうでもない」鑑賞?しました。
では・・・
新*今日の漢字*
「選」 音読み セン 訓読み えら(ぶ)
画数 15画 部首 しんにょう
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字はせん(僎のイ無し+しんにょう)に作り、音符はそん(僎のイ無し
(巽))。
そん(僎のイ無し)は神前の舞台で、二人の者が並んで舞う形。
このようにして神に舞楽を献ずることを撰(せん(そなえる、えらぶ))とい
う。
[詩経(しきょう)、斉風(せいふう)、猗嗟(いさ)]に「舞へば則(すなは)
ち選(の旧字(ととの))ふ」(舞えばそろう)と、そろうことをいう。
二人の者がそろって舞うことから「そろう」の意味となり、神前で舞う者は撰
(えら)ばれた者であるから「えらぶ」の意味となる。
神に供える酒食を饌(せん(そなえる、たべもの))という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は せん(僎のイ無し+しんにょう)に作り、そん(僎のイ無し
(巽))声。
そん(僎のイ無し(巽))は神前の舞台で、二人並んで舞楽する形。
その舞楽するさまを選といい、その舞楽をもって神に献ずる様を撰(せん)と
いう。
[説文]ニ下 に「遣(つか)はすなり」というのは、選と遣(けん)との畳韻を
をもって訓するものであるが、字義に関連するところはない。
[詩、斉風(せいふう)、猗嗟(いさ)]「舞へば則ち選(旧字(ととの)ふ」
と、その舞容のそろうみごとさをいうのが原義に近い。
頁部九上に「せん(頁+頁)は選具するなり」というのも、二人並んで舞楽す
る形で、せん(頁+頁)は立って舞う形、巽(旧字)は低い姿勢で舞う形で、
下に部隊の形をそえている。
神前に供えるものを撰・饌(せん)という。
選はそろって舞う意で、えらぶ・すぐれるの意となる。
舞う姿を選選というが、のち躚(せん)の字を用い、羽衣蹁躚(へんせん)の
ようにいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「選」という字は「神前の舞台で、二人並んで舞楽する様」をいったのですね。
そのほか、巽を含む字は神様に関係するものが多いようですね。
さて今日の一枚は・・・
先日植物の写真を撮っていたら・・・
ガラス越しの日向で末っ子猫のいちごがお昼寝をしていました。
いろいろ写りこんでいますが・・・
だんだんと日向ぼっこが似合う季節になってきたのですね。
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