新*今日の漢字* 「隊」

今日はまた朝から雨です。

今日は一週間ぶりにジムへ行ってこようかな~と思っていましたが・・・

4回出端(でばな)をくじかれたので行くのをやめました。

では・・・

新*今日の漢字*

「隊」 音読み  タイ    訓読み  ---

    画数  12画    部首  こざとへん

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 もとの字は たい(隊の左側上部が八)に作り、ふ(𠂤にもう一つ口のようなも

     のが付いた形(こざとへん))と すい(隊の右側で上部が八)とを組み合わせ

     た形。

     ふ(𠂤にもう一つ口のようなものが付いた形(こざとへん))はもと(縦画に

     三角形の旗のような物が3個付いた)形に作り、神が陟(のぼ)り降りするとき

     に使う神の梯(はしご)の形。

     その前に犠牲(いけにえ)の獣でである すい(隊の右側で上部が八)をおく形 

     が隊(旧字)で、天から神の降りたつところを示す。

     隊(旧字)は墜(旧字)のもとの字で「おちる」の意味となる。

     金文には すい(隊の右側で上部が八)を墜の意味に用いて、「對(こた)へて

     敢(あへ)て おと(隊の右側で上部が八)さず」のように、先人の功業を失わ

     ないことをいう。

     すい(隊の右側で上部が八)・隊・墜は一系列の字である。

     隊はまた「むれ、くみ」の意味にも用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 旧字は たい(隊の左側上部が八)に作り、ふ(𠂤にもう一つ口のようなものが

     付いた形(こざとへん))と すい(隊の右側で上部が八)とに従う。

     ふ(𠂤にもう一つ口のようなものが付いた形(こざとへん))は神が陟降(ちょ

     くこう)する神梯(しんてい)の象形。

     その前に犠牲として供える牲獸の すい(隊の右側で上部が八)をおく形が隊

     (旧字)で、神霊の降りたつ墜(ち)(地の初文)を意味する。

     [説文]には墜を収めず、隊を墜(ち)の字と解し、隊字条十四下 に「高きより

     隊(旧字(お))つるなり」としている。

     金文には すい(隊の右側で上部が八)を用いて、[えい(上に火+火、下に乂)

     き(皀+殳)]に「對(こた)えて敢(あへ)ておと(隊の右側で上部が八)さ

     ず」、・・・中略(金文の例)・・・

     すなわち すい(隊の右側で上部が八)は隊・墜の初文である。

     これと似た字に冢(ちょう)があり、冢とは犬牲を埋めた冢社で、また地を祀

     (まつ)るところである。

     隊列の義は、その犬牲を相列する用牲の法からの引伸義とみるべく、殷墟(いん

     きょ)の宮廟址(きゅうびょうし)には、多数の犠牲を埋めた坑を列するところ

     がある。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「隊」は本来「神の昇り降りする梯子(はしご)の前に犠牲を備えて神の降りたつところ」

の意味だったようですね。

そして、すい(隊の右側で上部が八)・隊・墜は一系の字なのですね。

また、今よく使われる「むれ、くみ」の意味は殷墟などの相列からくる引伸義のようです

ね。



さて今日の一枚は・・・

今日は私の力では打ち出せない字が多かったので、稚拙な字ですが・・・


となります。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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