新*今日の漢字* 「腸」
今日は孫たちはいつものように幼稚園や学校へ、主人は卓球へ、息子夫婦は二人でお出かけ
そして私は腰痛のため家の中で過ごしています。
日曜日の研修会に向けて明日京都へ行くので静かにしていようと思います。
では・・・
新*今日の漢字*
「腸」 音読み チョウ 訓読み ---
画数 13画 部首 月(にくづき)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は昜(よう)。
昜には暢(ちょう(のびる))の音がある。
[説文]四下 に「大小の腸なり」とあり、「ちょう、はらわた」の意味とする。
小腸の存在することも古くから知られていた。
脹もはらわたの意味に用いることもあるが、脹はのちに作られた字であろう。
悲痛の情がはなはだしいときの思いに、胃腸(胃と腸)にも痛みを感じることがあっ
て、断腸の思い(はらわたが断ち切れるほどの悲しく痛ましい思い)のようにいう。
蜀(しょく)の山峡で子ザルをつかまえた兵士のあとを百里余り追って死んだ母猿が
いた。
その母猿の腹を裂いてみると、腸がずたずたに切れていたので、晋(しん)の車騎将
軍の桓温(かんおん)は怒ってその兵士をやめさせたという話が[世説新語(せせつ
しんご)、黜免(ちゅつめん)]にみえる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は昜(よう)。
昜には暢(ちょう)の声がある。
[説文]四下 に「大小の腸なり」とあり、字をまた脹に作ることがある。
いずれも伸長の意をとるものであろう。
心のうちを心腸といい、悲痛の甚だしいことを断腸という。
[世説新語(せせつしんご)、黜免(ちゅつめん)]に。蜀の山峡で兵士が子猿をつか
まえられた母猴(ぼこう)が百里余りも後を追って兵士の船に跳びこんで息たえた
ので腹を裂いてみると、その腸がみな寸寸に切れていたという話を載せている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「腸」は古い時代から「内臓の腸」という意味から変わっていないようですね。
それよりも少し上の「寸寸」が気になりますね。
今更ですが、「ずたずた」をこう書くのですね。
さて今日の一枚は・・・
時々ご紹介するブーゲンビリアは玄関先の数十センチの隙間からお日様を求めて身を乗り出
しています。
玄関から見ると・・・
無かったことに近い画像になります。
左上の方に向かって伸びるブーゲンビリアの枝にもつぼみができそうな気配がしています。
寒さと花どちらが勝つのでしょうか。
ブーゲンビリア!頑張って!
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