新*今日の漢字* 「的」
今日は娘が仕事だったので、外孫を預かりました。
夕方外孫を送って帰ってきたら・・・
下の孫が今夢中のYouTubeを見ていたので・・・
この時間となりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「的」 音読み テキ 訓読み まと
画数 8画 部首 白(しろ)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字はてき(的の右側の点が一)に作り、音符は しゃく(勺の点
が一))にてき(彳+勺の点が一(まるきばし))・馰(てき(ひたいの白い
馬))の音がある。
[説文(せつもん)]七上 に「明らかなるなり」とあり、(日+勺の点が一)
(日+勺の点が一)とは明らかな様子をいう。
「あきらか、はっきり」の意味に用いる。
的は(日+勺の点が一)の異体字であるが、のち的の字を使用する。
[玉篇(ぎょくへん)]に「射る質(まと)なり」とあり、射的(的(まと)に向
かって弓で射たり、銃で撃つこと)の「まと」をいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 正字はてき(的の右側の点が一)に作り、しゃく(勺の点が一)声。
しゃく(勺の点が一)に玓(てき)・馰(てき)の声がある。
[説文]七上 に「明らかなるなり」とあり、[淮南子(えなんじ)、説林訓(せつり
んくん)]に「てきてき(日+勺×2)たる者は獲られ、提提たる者は射らる」の
てきてきは、めだつことをいう。
的はその異体字で[玉篇]に「射の質(まと)なり」、[広雅、釈器]に「白なり」と
みえる。
的皪(てきれき)は畳韻の擬声語。
それより明確の意となり、的確・的当のようにいう。
射的の意はその転義であろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「的」は本来「てき(日+勺)」という字の異体字だったのですね。
そして本来は的確のように「あきらか、はっきり」の意味だったようですね。
[玉篇]には「射るまとなり」と弓や銃のまとの意味で扱われているのですね。
さて今日の一枚は・・・
京都の最後に立ち寄ったところは祇園です。
花見小路は人が多く、うまく撮れなかったのですが、横の路地は人が映りこまずいい感じでした。
朝一番にここを通ったあと、漢字ミュージアムへ行き、午前午後の研修を受けて帰りました。
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