新*今日の漢字* 「徒」
昨日なくした主人の携帯の代替品が午前中に届きました。
手引きを見ながら、開通させて、とりあえず私と娘と知人一人の電話番号を入力しました。
途中で、下の孫が遊びに来ましたが、終了まで、待っていてもらいました。
では・・・
新*今日の漢字*
「徒」 音読み ト 訓読み ---
画数 10画 部首 彳(ぎょうにんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 金文によると、もとの字は と(途の余の代わりに土)に作り、音符は土
(と)。
もと辵(ちゃく(しんにょう))の形に従う字であったが、辵の部分が形を変え
て徒の形となった。
[説文(せつもん)]ニ下 に「と(途の余の代わりに土)は步して行くなり」と
あり、「徒歩(車に乗らないで歩いて行くこと。かち。かちあるき)、かち」の
意味とする。
土は社(やしろ。やしろを中心とした組織。結社)のもとの字であるから、その
社に属する者を徒といい、「仲間、くみ、人々」の意味にも用いる。
また特・独と通用して「ただ、ひとり」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 初形は と(途の余の代わりに土)に作り、土(と)声。
土は社の意で、もとその社に属する者を徒と称したのであろう。
徒は俗字とされているが、金文にまたその字形に作るものがある。
[説文]ニ下 に「と(途の余の代わりに土)は步して行くなり」とあり、車乗に
対して徒行することをいうとする。
それで従者の意となり、軍において装備なきものの意となり、人においては無為
をいう字となる。
古くは使徒の職を司土と称しており、人民はその土、すなわち社に属するものと
して扱われた。
すなわち氏子(うじこ)であった。
徒はのち金文の[師えん(上下に宀+袁)き(皀+殳)]に「無諆(むき(無
数))なる徒ぎょ あり」、[叔夷鎛(しゅくいはく)]に「戜徒(てつと)四千」
のように、軍士の称に用いる。
士は貴族出身のもので、それに従行するものが徒、すなわち步卒であった。
それで徒跣(とせん)・徒歩の意となる。
副詞として、「ただ・ひとり」のように用い、特・独(獨)などと声において
通用する。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「徒」はもと「しんにょう」の字だったようですね。
含まれる「土」から「社(やしろ)に属する者」の意味だったのですね。
のち、貴族出身の士に従う人を表したようですね。
また、特・独と通用して「ただ・ひとり」の意味にも用いるのですね。
さて今日の一枚は・・・
こちらも先日外から家の中へ入れたオンシジウムです。
おそらく、昨年のお会式で購入したものです。
1本花芽が上がってきました。
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