新＊今日の漢字＊　「努」

昨日は甥っ子の関係の集まりのお手伝いでした。

上の孫は23日に授業参観があったので、今日はお休みです。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「努」　音読み　　ド　　　　　訓読み　　つと（める）

　　　　画数　　７画　　　　　部首　　力

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　音符は奴（ど）。

　　　　　力（りょく）は耒（すき）の形。

　　　　　農耕に努めることをいう。

　　　　　努は字形から言えば、しもべが農耕に勤めはげむことをいう。

　　　　　生きていくための農産物を作り出す農作業は、機械をもたなかった古代の人々に

　　　　　とっては、とくに努力（休んだり怠けたりせずに、つとめはげむこと。精を出す

　　　　　こと）を必要とすることであった。

　　　　　怒は「いかる、いきどおる、おこる」という激しい感情を意味する語で、努力に

　　　　　はそのような激しさが必要であった。

　　　　　のち農耕のことに限らず「つとめる、はげむ」の意味に用いる。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　声符は奴（ど）。

　　　　　力は耒（すき）の象形。

　　　　　農耕に勤労することをいう字である。

　　　　　[文選（もんぜん）、古詩十九首、一]に「努力して餐飯（さんぱん）を加へよ」と

　　　　　あり、「努力」は漢以後の語である。

　　　　　字形より言えば、農奴が農耕のことに勤労することをいう。

　　　　　力に従う字はみな農耕に関する字とみてよい。

　　　　　国語では古く「努（ゆめ）～なかれ」のようにも用いる。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「努」は字形からすると「農奴が農耕に勤労する」ということだったようですね。

のち、農奴や農耕に限らず「つとめる、はげむ」の意味に使われるようになったのですね。

私は子どものころ、努力はあまり好きではありませんでしたが、今はコツコツ続けることが

好きになりました。

人生はどこかで努力する時期があるのでしょうか。

さて今日の一枚は・・・

金平糖（こんぺいとう）のつぼみから花が咲きました。

若干先の方が丸い気がしますが、たいして普通のカクタスと変わらないですね。

ちなみに、左側に写っているのはいわゆるアメジストドームといわれるアメジストです。