新*今日の漢字* 「毒」
今日は下の孫の発表会で6時ごろから息子は順番取りに出かけました。
ママさんや上の孫も7時過ぎに出かけました。
今年は幼稚園最後の年なので、運動会も発表会も例年になく力が入っています。
私は今年最後かな?実家へ行ってきます。
では・・・
新*今日の漢字*
「毒」 音読み ドク 訓読み ---
画数 8画 部首 母(はは)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 多くの髪飾りをつけて祭りに奉仕する婦人の形。
女の上の部分はその髪飾りを重ねた形である。
[説文(せつもん)]一下 に「厚きなり。人を害するの艸(くさ(草))、往往に
して生ず」とあり、毒草があちこちに生えるの意味であるという。
そして毒の古文として どく(上下にくさかんむり+副)をあげている。
盛装して祭事にいそしむ婦人の髪に糸飾りをつけた姿が繫である。
多くの髪飾りを重ねることを毒といい、「てあつい」の意味となる。
毒薬(毒の成分をもつ薬)の「どく」の意味は、どく(上下にくさかんむり+
副)の音を借りた仮借(かしゃ)の用法であろう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 多くの髪飾りをつけて祭事に奉仕する婦人の姿。
その髪飾りの繁多なことを毒という。
[説文]一下 に「厚きなり。人を害するの艸(くさ)、往往ににして生ず」と、
毒草があちこちに生える意とし、字を「てつ(艸の右側)に從ひ、あい(上下
に士+毋)聲」(段注本)とするが、声も合わず、草の象に従うものではない。
夫人が祭事に奉仕するときには髪に三本の簪(かんざし)をさして齋(斉)とい
い、參(参)という。
敏は髪飾りを手(又(ゆう))で整えている形で、その髪にさらに糸飾りをつけ
た字は繁、毒とはその繁飾を毒厚とするものである。
その繁飾を毒毒しいとすることから、毒の意となるが、毒草の意は[説文]に重文
として録する古文の どく(上下にくさかんむり+副)の字がその本字で、毒を
その義に用いるのは仮借(かしゃ)。
[周礼(しゅうらい)、天官、医師]に「毒藥を聚(あつ)めて、以て醫事に共
(供)す」の毒は、どく(上下にくさかんむり+副)の仮借であるが、のち毒の
字を用いる。
すべて濃厚にすぎるものを毒という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「毒」はもともとは「多くの髪飾りをつけて祭りに奉仕する婦人の形」だったのですね。
キーボードをたたきながら「祭りに奉仕する女性」からどうしたら「今の毒の意味」になる
のか、興味津々でした。
周礼に登場した「毒」は どく(上下にくさかんむり+副)の字の仮借ということですね。
そして、最後に「すべて濃厚すぎるものを毒という」という解説を見てにんまり。
世の中の濃すぎる化粧と濃すぎる香水を振りまく女性、あれは一種の毒?かもしれません
ね。
と香りに敏感な私は思ってしまいます、あしからず。
さて今日の一枚は・・・
絵をかいたり工作をしたりすることが大好きな上の孫の口癖は・・・
「段ボールの箱ちょうだい!何か作りたい!」
ということで、箱を渡して、外出して帰宅すると・・・
箱はほぼそのままのような形に見えました。
ところが、掃除のために上に持ち上げると・・・
中にはテーブルを備えた?部屋になっていました。
今大好きなポケモンの「リーフィアちゃんのおうち」だそうです。
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