新*今日の漢字* 「念」
今日は10時過ぎにお歳暮を注文しに行こうかと思っています。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「念」 音読み ネン 訓読み ---
画数 8画 部首 心
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は今(きん)。
今は栓のついている蓋(ふた)の形。
壺形(つぼがた)の器や瓶(びん)の、下部に栓のついている蓋である。
いん(酓+欠)は飲のもとの字であるが、酓(いん)は酉(ゆう)(酒樽(さか
だるの形))を栓(今)で蓋をしている形である。
心は心臓の形。
蓋をして中のものを閉じ込めるように、心中を深くかくす、心中に深く思うこと
を念といい、「おもう、おもい、こころ」も意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は今(きん)。
今は栓(せん)のある蓋(ふた)の形で、飲の正字である いん(酓+欠)は、
酓(いん)と欠(けん)とに従う。
酓は酒樽(さかだる(酉))に蓋栓(がいせん(今))を加えた形である。
[説文]十下 に「常に思ふなり」とする。
金文の[大克鼎(だいこくてい)]に「厥(そ)の聖保なる祖師(し)華父(か
ほ)を巠(経)念す」、[毛公鼎(もうこうてい)]に「王(わう)畏(ゐ)の易
(やす)からざるを敬念せよ」の「巠念」「敬念」が、字の元義である。
[詩、大雅、文王(ぶんおう)]に「爾(なんぢ)の祖を念(おも)ふこと無からん
や」もその意。
またいつまでも思いつづけることをいい、[論語、公冶長(こうやちょう)]に「伯
夷(はくい)・叔齋(しゅくせい)は舊惡(きうあく)を念はず」とみえる。
心は心臓の形。
今は中のものを閉じこめる蓋で、心中に深く思うことを念という。
廿(しゆう)の音に借用して二十の意に用いることがあり、顧炎武(こえんぶ)
の[金石文字記]に「元祐辛未(げんゆうしんび)陽月念(しふ)五日、題す」とい
う例が、最も早いものであるという。
それで[集韻]に、念はもと、亼(しゅう)声に従う字であろうとするが、[毛公鼎]
の字は明らかに今に従う。
時期によって、音に変化があったものかと思われる。
念に従う ねん(シ+念)には、アン・オンなど十個の音切がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「念」はもともとは「蓋をして中のものを閉じ込めるように、心中を深くかくす、心中に深
く思う」ことなので、今と変わりがありませんが、途中いろいろな変化もあったようです
ね。
さて今日の一枚は・・・
2本目のブーゲンビリアの花の準備が大きくなってきました。
右側下の方に見えるのは先に咲いた花?です。
本格的な寒さが来たらどうなるのでしょうね。
花が咲くか、霜が降りるか、花と寒さとの競争ですね。
がんばれ!ブーゲンビリア!
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