新*今日の漢字* 「博」
今日(7日)も外孫を預かっています、今は娘がいったん帰宅していてお昼寝タイムですが、
このあと、夜にかけてもう1本仕事が入っているので、夜10時ごろまで預かるようです。
では・・・
新*今日の漢字*
「博」 音読み ハク・バク 訓読み ---
画数 12画 部首 十
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は はく(十+尃)に作り、音符は尃(ふ)。
尃に搏(はく(うつ))・膊(はく(ほし肉))の音がある。
尃は根を包んだ苗木を手に持つ形で、苗木を土に植えることをいう。
十はおそらく干(たて)の形で、博(う)つとよむべき字であろう。
金文に「玁狁(けんいん(北方の族の名))を洛(らく(川の名))の陽(き
た(北))に はく(干+尃)伐(ばつ)す」とあって、(干+尃)の形に作る
字もある。
博・(干+尃)は搏(はく(うつ、たたく))と同じ字であるとみてよい。
博は「ひろい、ひろめる、おおきい、おおい」の意味に用いる。
簙(はく)と通じ「すごろく、ばくち」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は はく(十+尃)に作り、声符は尃(ふ)。
[説文]三上 に「大いに通ずるなり。十に從ひ、尃に從ふ。尃は布(し)くなり」
とある。
尃は甫と寸とに従う。
甫は若木の根を縛って包んだ形。
その若木を手(寸)に持って土に扶植ことを尃という。
政令を施すことをそれにたとえて、金文の[毛公鼎(もうこうてい)]に「命を尃
(し)き政を尃く」のように、敷く意に用いる。
それより博大の意となり、また「尃(おほ)いに奠(し)く」「尃いに受く」の
ように副詞に用いる。
のちその意に博の字を用いる。
字が十に従うのは[説文]に言うような四方交通の意ではなく金文の[虢季子白盤
(かくきしはくばん)]に「玁狁(けんいん(北方族の名))を洛(らく(川の
名))の陽(きた)にはく(干+尃)伐(ばつ)す」とある(干+尃)がその
初文で、字は干(かん(たて))に従うものであろう。
昨日はここまで書いてPCタイムはは終了してしまいました。
さて気を取り直して続きを書きます。
はく(菐+戈)と声義が近く、金文にはまた はく(菐+戈)伐の語があり、
その仮借義(かしゃぎ)とみてよい。
尃・敷は若木を扶植する意で、敷きひろめる系列の字。
博・搏(はく)・縛はうちたたく意をもち、また一系をなす字であるが、博は
のち尃・敷の系列の字として用いられている。
古代に博弈(はくえき)という遊びがあり、攻守兵法の義を寄せたものといわれ
る。
・・・中略(博弈の説明)・・・
博弈は六博弈棋(りくはくえきき)ともいわれるもので、その器は戦国期の中山
(ちゅうざん)王墓や馬王堆漢(まおうたいかん)墓などから、その備品ととも
に出土している。
中山王墓の石製棋番の文様は、鏡の文様とも関連するところがあるようである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「博」のもとの意味は「植えた苗木を干(たて)でうつ」という意味だったようですね。
のち尃や敷の系列の字として用いられ「ひろい、ひろめる、おおきい、おおい」となった
ようですね。
さて今日の一枚は・・・
大好きな金柑も色づいてきました。
昨日外孫は11時過ぎにまずパパが迎えに来て、その10分後ぐらいにママが到着。
寝ずに良い子で頑張っていたのですが、車へ乗せるときは不機嫌になり・・・
泣き叫んでいましたが・・・
車のギアをバックに入れて・・・
ピッ!ピッ!ピッ!の音とともにバックモニターが映り始めると・・・
急に静かになりました。
「寝たの?」と聞くと・・・
バックモニターをジ~ッ!と見ていたそうです。
今日は上の孫の小学校の家族・地域参加型のイベントがありまして、先ほど孫のする迷路屋
さんに行ってきました。
午後からはママさんたちのイベントのバザーや模擬店が始まるそうです。
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