新*今日の漢字* 「兵」
今日から下の孫の幼稚園はお休みだそうです。
でも、このところずっと咳がひどいので病院へ行き、今は療育相談へ出かけています。
私はと言えば、昨日から外孫のクリスマスプレゼントの注文に大わらわです。
注文が通ったあとで品切れが2回発生して、今も注文しなおしましたが、どうでしょう・・・
では・・・
新*今日の漢字*
「兵」 音読み ヘイ ヒョウ 訓読み ---
画数 7画 部首 ハ
では常用字解で調べてみましょう。
会意 斤(きん)と廾(きょう)とを組み合わせた形。
廾は左右の手を並べた形。
斤は斧(おの)の形であるから、武器の斤(おの(斧))を両手でふりかざして
いる形が兵で、武器をいい、またその武器を手に持つ「兵士、つわもの」の意味
となり、「いくさ、たたかい」の意味にも用いる。
戈(ほこ)を両手で持ち上げている形が戒で、戦いにそなえる、戒めるの意味と
なる。
古い書物の[老子、第三十一章]に「兵は不祥(ふしやう)の器なり」(武器は不吉
な道具である)とある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 斤(きん)と廾(きょう)とに従う。
斤(おの)を両手(廾)で差し上げている形。
武器をいい、また武器をとって戦う兵士の意。
[説文]三上 に「械なり」とは、兵器の意であるが、のち戦う人をもいう。
[周礼(しゅうらい)、地官、鼓人(こじん)]「兵舞」の[鄭玄注]に「兵は干戚
(かんせき)謂ふなり」とあり、兵舞のときには干(たて)や戚(まさかり)を
もって舞う。
戈(ほこ)を両手で高く差し上げている形は戒で、警戒を意味する。
観兵とは「兵を観(しめ)す」意で、その武器と兵勢を誇示すること、すなわち
示威の意がある。
[国語、越語(えつご)]に「夫(そ)れ勇は逆德なり。兵は凶器なり。爭は事の末
なり」という范蠡(はんれい)の語がみえる。
[論語、顔淵(がんえん)]に民生のかなめとして兵・食・信の三をあげ、兵・食を
去るも信を失うべきでないとする孔子の語をあげている。
[老子、第三十一章]にも、「兵は不祥の器なり」という。
[左伝、隠四年]に「夫(そ)れ兵は猶(なほ)火のごときなり。戢(おさ)めずん
ば、將(まさ)に自(みづか)ら焚(や)けんとするなり」とは、古い語である
が、今の時代に最も切当な語である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「兵」は「斤(おの)を両手(廾)で差し上げている形」だったのですね。
そして「武器、または兵士」さらに「いくさ、たたかい」をいう語なのですね。
さて今日の一枚は・・・
花が咲くか、寒さに負けるか、争っていたブーゲンビリアです。
花が咲くまで、もう少しのところまで来ましたが、寒さで葉が枯れてきました。
下の方に写っているのは花をたくさんつけたブーゲンビリアです。
花のあたりはまだ大丈夫なのですが、なぜか、下の方から葉が枯れています。
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