新*今日の漢字* 「別」
今日は朝から日差しがなく、寒い1日になりそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「別」 音読み ベツ 訓読み わか(れる)
画数 7画 部首 リ(りっとう)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 冎(か)と刀(リ(りっとう))とを組み合わせた形。
冎は人の胸骨から上の骨の形。
その骨の骨節(骨の関節)のところを刀で切り離すことを別といい、「わける、
わかつ、わかれる」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 冎(か)と刀とに従う。
冎は人の上体の骨の形。
その骨節のところを刀で分解する意。
[説文]四下 に「分解するなり」とあり、すべて物を分離解体し、区分区別する意
に用いる。
ゆえにまた別離・別異の意となる。
文字学の上でいう別字とは、字の正体以外の字形である。
古くから異体の字が多く、その弁別の要があったらしく、[漢書(かんじょ)、
芸文(げいもん)志]に[別字]十三篇を着録している。
また白字ともいう。
別字は異体字の古名であるが、別の字という意味と混じやすいので、この書では
異体字の名を用いている。
[書、康誥(こうこう)]に「別(あまね)く古(いにしへ)の先哲王に求め聞く」
の別は辨(べん(弁))・徧(へん)の仮借字で、古く通用したのであろう。
手形のことを[周礼(しゅうらい)、天官、小宰]に「傅別(ふべつ)」というが、
[鄭司農(ていしのう)注]に「故書に傅辨に作る」とあるのも、その例である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「別」は「胸骨から上の骨の関節のところを刀で切り離す」形の字だったのですね。
ちょっとドッキリしてしまいました。
そして、思わず似た字形の入っている「過」を調べてしまいました。
蛇足ですが・・・
(要約)冎に神への祈りの文である祝詞を収める「口(さい)」を添えて、禍(わざわい)
を祓(はら)うことを祈る意味となり、それに歩く意味の「しんにょう」を加えた形。
特定の場所を通過すらために禍を洗う儀礼をいう字であろう。
だそうです。
さて今日の一枚は・・・
先日「花の停留祭」で購入してきた花たちは元気に育っています。
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