新*今日の漢字* 「変」
昨日は義姉の家でクリスマス会がありました。
義姉の家のおもてなし料理とそれぞれ持ち寄りの料理でテーブルに載りきらないほど
でした。
わが家では頂き物のサツマイモで大学芋と頂き物の特大カブで作った千枚漬けらしきもの
そしてその二つは加工しただけだったので・・・
以前購入した花インゲンの大粒のお豆を煮たもの持っていきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「変」 音読み ヘン 訓読み か(わる える)
画数 9画 部首 夊
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は變に作り、 ばん(糸+言+糸)と攴(ぼく(攵))とを組み合わせ
た形。
言は神への誓いのことばで、その誓いのことばを入れた器の左右に糸飾りをつけ
た形が ばん(糸+言+糸)。
攴にはうつの意味があるから、誓いのことばの入った器をうつことを變といい、
神への誓いを破り、改めるの意味となる。
それで、「あらためる、かえる、かわる、みだれる」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は變に作り、 ばん(糸+言+糸)と攴(ぼく)とに従う。
[説文]三下 に「更(かは)るなり」とし、 ばん(糸+言+糸)は金文に鑾旂
(らんき)・蠻夏(ばんか)の字に用いる。
また攴に従うことについて、[繋伝(けいでん)]に「攴爲(な)すこと有るなり」
というが、その行為について説くところがない。
[広雅、釈詁(しゃくこ)]に「あなど(易+攴)るなり」とあり、変易(へんえ
き)の訓と異なる。
ばん(糸+言+糸)を[説文]三上 に「亂るるなり。~一に曰く、絶えざるなり」
とするが、字の形義に当たるところがない。
言は神に対する立誓の辞で、その辞を収める器の両旁(りょうぼう)に呪飾
(じゅしょく)として糸飾りが垂れている形が ばん(糸+言+糸)。
攴は殴(う)つ意。
盟誓の器を殴つ形が變で、盟誓を破り、変改させることをいう。
ゆえに変更・変乱・事変の意となる。
[呂氏春秋(りょししゅんじゅう)、孟春紀]「天の道を變ずること無かれ」とあ
り、天道は正常にして不変、これに反するものを変という。
変更の更もその初形は攴に従う こう(上から丙+攴)で、丙形の台座を殴つ
呪儀を示す字である。
また変改の改ももと かい(巳+攵)に作り、呪霊をもつ虫(き(巳(し)))
を殴つ呪儀を示す。
いわゆる かい(亥+殳)かい(巳+攵)で、 かい(亥+殳)は祟(たたり)
をなす獣を殴つ呪儀である。
変・更は撃つこと、かい(亥+殳)・かい(巳+攵)は呪霊をもとものを殴つ
ことによって、ものを変改させる方法をいう。
それによって変化するものを、また変という。
[易(えき)、繋辞伝(けいじでん)、上]「精氣物を爲し、遊魂變を爲す」とは、
死者の意。
[礼記(らいき)、礼運(れいうん)]「大夫の宗廟(そうべう)に死する、之を
變と謂ふ」 とあるのは、正しい死所をえないものを変とする意である。
金文の[散氏盤(さんしばん)]に「爽へん(宀+ばん(糸+言+糸))」という語
があり、爽変(そうへん)の意。
盟誓にたがうことをいう。
「變」の儀礼は廟のような聖所で行われるので、 へん(宀+ばん(糸+言+
糸))の字形が作られたのであろう。
變の初文とみてよい字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「変」のもとの字は「變」で「誓いのことばの入った器をうつこと」を表したいたのです
ね。
意味としては「神への誓いを破り、改める」となり、「あらためる、かえる、かわる、みだ
れる」となるのですね。
さて今日の一枚は・・・
ふと見たら、オンシジウムの花が2個咲いていました。
花の形から「ダンシングドール」という別名があるそうです。
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