新*今日の漢字* 「浴」

今日は朝4時起きをして、出張の息子を最寄り駅まで送りました。

「広島まで、日帰り出張な上に相手の方の都合で午前中に打ち合わせがある。」

というのが、昨日の夕方五時に決まったそうです。

お仕事は大変ですね。

では・・・

新*今日の漢字*

「浴」 音読み  ヨク    訓読み  あ(びる びせる)

    画数   10画    部首  シ(さんずい)

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は谷(よう)。

     谷に欲(よく(ほっする))の音がある。

     谷は渓谷の谷(こく)とは異なり、俗・容・欲の字に含まれる谷(よう)で

     ある。

     容は祖先を祭る廟(みたまや)の中に口(さい(神への祈りの文である祝詞を入

     れる器の形))を供えて祈り、その口(さい)の上にかすかに表れた神霊の姿で

     あり、その姿を見たいと思うことを欲という。

     廟に祈るためにみそぎをすることを浴といい、「ゆあみ(湯に入って体を温

     め、また洗うこと)、あびる」の意味となる。

     古く捕虜や死者を浴することが行われたが、それは祓い清めるための、また復活

     のための儀礼であった。

     髪を洗うことを沐(もく(あらう))といい、髪を洗い体を洗う沐浴はみそぎの

     方法であった。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は谷(よう)。

     谷に容(よう)・欲(よく)の声がある。

     谷は容・浴の従うところで、渓谷の谷(こく)とは別の字。

     容は廟中(びょうちゅう)に祈って、神容が彷彿(ほうふつ)としてあらわれる

     こと、欲はその神容のあらわれることを願うことである。

     沐浴の浴も、廟見のためにみそぎする意味であろう。

     [説文]十一上 に「身を洒(あら)ふなり」とあり、浴・欲・容は一系の字とみて

     よい。

     [国語、斉語(せいご)]に、管仲(かんちゅう)が捕らえられて斉につれ帰された

     とき、三釁三浴(さんきんさんよく)したことがみえる。

     釁は上から鬯酒(ちょうしゅ)を人にそそいで清め祓(はら)うこと、浴はみそ

     ぎをすることであった。

     この三釁三浴は死者に対する儀礼であるから、これは一たび死し、また蘇(よみ

     がえ)る儀礼で、これによって管仲は新しい生をえて、桓(かん)公につかえる

     ことになったわけである。

     [論語、先進]「沂(き(川の名))に浴し、舞雩(ぶう(雨乞いの祭場))風ふか

     る」の浴もみそぎで、のち三月三日の上巳(じょうし)や五月の端午の節句の

     行事となる。

     みな時節が改まり、死してまた蘇るときの儀礼を意味する。

     これを招魂続魄(しょうこんぞくはく)という。

     わが国でもゆあみは潔斎(けっさい)のために行われた。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「浴」の「谷」は渓谷の谷ではなかったのですね。

「口(くち・さい)」もそうですが、同じ形だけにどっちなの?という疑問がわきますね。

そしてこちらの「谷」は「祖先を祭る廟の中に口(さい)を供えて祈り、その口(さい)の

上にかすかに表れた神霊の姿」だったのですね。

そして シ(さんずい)さんずいの付いた「浴」は廟に祈るためにする「みそぎ」のことだっ

たのですね。



さて今日の一枚は・・・


昨日のプラレールの先にはまたプラレールとブランコ・ジャングルジム・滑り台の三点セッ

トがあり・・・

カワウソ君が滑り台で遊んで?いました。

リビングはある種のワンダーランドになっています。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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