新*今日の漢字* 「利」
今日の天気予報は午後辺りから雨・・・だったのに・・・
10時ごろからパラパラと音を立てて雪に近い物が降ってきました。
主人はお寺さんの修正会に出かけ・・・
息子家族は幼稚園の年長さんが参加する消防の出初式に参加and見学に・・・
そして私は車の1年点検に出かけました。
約1時間、営業担当の方とよもやま話などをしつつ過ごして帰宅しました。
では・・・
新*今日の漢字*
「利」 音読み リ 訓読み き(く)
画数 7画 部首 リ(りっとう)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 禾(か)と刀(リ(りっとう))とを組み合わせた形。
禾(穀物の類)を刀(刃物)で刈り取る形で、刈り取ってもうけとすることか
ら、「もうけ、りえき」の意味となる。
[説文(せつもん)]四下 に「銛(するど)きなり」とあり、刈り取る刀の「する
どい」ことから、のちすべて「するどい、すばやい」の意味となる。
国語では「きく」とよみ、左利き、口利き(交渉の上手な人。また、紹介や世話
をすること)のようにいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 禾(か)と刀とに従う。
禾(穀物類)を刀で刈り取る意。
[説文]四下 に「銛(するど)きなり。刀に從ふ。和して然る後に利あり。和の省
に從ふ」とし、和よりして利をうるとするが、和は軍門媾和(こうわ)の字で、
その従うところの禾も両禾軍門の形である。
字は字形のままに禾を刈って収益とする意で、鋭利の義は利鎌(とがま)をいう
とみてよい。
なお[説文]に重文として録するものは り(犂の上部のみ)で、犂鋤(りじょ)の
犂(すき)の形。
金文の字形はすべてそのかたちであるから、利は犂鋤の犂の初文とすべく、漢碑
(かんぴ)に至ってもなおその字形を存するものがある。
篆文(てんぶん)の字形はおそらく後起のものであろう。
[老子、第五十三章]や「公羊伝(くようでん)、宜六年」に「利劍」、[戦国策、
斉策(せいさく)]の「堅箭(けんせん)利金」など鋭利の義に用い、また[書、
大禹謨(だいうぼ)]に「利用厚生」、[論語、憲問(けんもん)]「利を見ては義を
思ふ」など、利益の意に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
「利」は「禾(穀物の類)を刀(刃物)で刈り取る形」だったのですね。
「刈り取ってもうけとする」ので、「利益、もうけ」の意味となるのですね。
また刈り取る刃の鋭いことから「するどい、すばやい」の意味となるのですね。
さらに日本では「きく」と読んで左利きや口利きのように使うのですね。
さて今日の一枚は・・・
隣の部屋に行ったお姉さん猫のモモがこの狭いところを通るときに飛びかかろうと準備中の
末っ子猫のいちごです。
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