新＊今日の漢字＊　「老」

今日は孫の手術前にママさんを病院まで送るために・・・

私は5時半起きでお湯などを沸かし、主人は6時に起きて準備をしました。

ママさんは6時11分に2階から降りてきて準備万端。

思っていたよりも15分早い6時15分に出発。

病院へは7時に着いたそうです。

8時からの手術なので、7時半までに着きたいという希望は無事叶えられました。

11時頃にママさんからメールがあり、手術は無事終わり、9時20分には孫に会えたそうです。

その後、孫が落ち着いて、寝たのでメールをくれたそうです。

後は治って行くばかりです、めでたし、めでたし。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「老」　音読み　ロウ　　　　訓読み　　お（いる）　ふ（ける）

　　　　画数　　6画　　　　部首　おいがしら（老のヒ無し）

では常用字解で調べてみましょう。

　　会意　（老のヒ無し）とヒ（か（横画の左側が飛び出している））とを組み合わせた

　　　　　　形。

　　　　　（老のヒ無し）は長髪の人を横から見た形で、長髪の垂れている形。

　　　　　ヒ（か（横画が左側に飛び出している））は人を逆さまにした形で、横たわって

　　　　　いる死者の形。

　　　　　この字の場合は死に近いという意味を示している。

　　　　　長髪の年老いた人を老といい、「おいる、おいぼれる、としより」の意味に用い

　　　　　る。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　会意　（老のヒ無し）とヒ（か（横画の左側が飛び出している））とに従う。

　　　　　（老のヒ無し（老））は長髪の人の側身形で、長髪の垂れている形。

　　　　　ヒ（か（横画が左側に飛び出している））は化の初文で、化は人が死して臥す

　　　　　形。

　　　　　衰残の意を示す。

　　　　　[説文]八上　に「考（ちち）なり。七十を老と曰ふ。人毛のヒ（か（横画が飛び出

　　　　　している））するに從ふ。須（しゅ（鬚（しゅ）））髪（はつ）の白に變ずるを

　　　　　言ふなり」とするが、化するものは髪の色のみではない。

　　　　　ヒ（か（横画の左側が飛び出している））はもと死をいう字で、死に近づくをい

　　　　　う。

　　　　　金文の「大宰帰父盤（たいさいきほばん）」[叔夷鎛（しゅくいはく）]に「霝

　　　　　（れい（霊））命（めい）の老（お）い難からんことを（示＋斤（祈））る」と

　　　　　いう語があり、その鐘銘の老字が[侯馬盟書（こうばめいしょ）]の老と字形が同じ

　　　　　く、止に従う字にかかれているのは、何らか意味を含めているようで興味がもた

　　　　　れる。

　　　　　老をもって致仕することを、[左伝、隠三年]「桓（くわん）公立ちて、乃（すな

　　　　　わ）ち老す」のようにいう。

　　　　　・・・中略（文献例）・・・

　　　　　老子は姓は李（り）、なぜ老というのか不明であるが、おそらく老司教という

　　　　　ほどの意であろう。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より　

「老」は「長髪の年老いた人」をいうのですね。

常用字解や字統では「会意」として扱われていますが、[説文解字]や[爾雅（じが）]などでは

共に「転注（てんちゅう）」として扱われています。

転注に関しては諸説ありますので、一応そのことを書いておきます。

さて今日の一枚は・・・

孫がマタタビを爪とぎにかけてくれたので・・・

気持ちよくなってしまったいちごです。

このあと、ゴロンゴロンしたり、しばし酔いしれていました。