新*今日の漢字* 「因」
夫婦そろってインフルエンザのためお迎えに行けませんでしたが・・・
今しがた下の孫が入院から帰宅しました。
いつもの笑顔で帰ってきた孫を見て、私もとてもうれしい気分になりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「因」 音読み イン 訓読み よ(る)
画数 6画 部首 囗(くにがまえ)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 囗(い)と大とを組み合わせた形。
大は手足を広げて立つ人を正面から見た形。
囗はむしろの形であるから、因は人がむしろの上に大の字になって寝ている形で
あり、「むしろ、寝ござ」をいう。
因は常に寝ござを使い続けるものであるから、「よる、たよる」の意味となり、
常に用いることから「もと」の意味となる。
茵(いん(しとね))は草を編んで作ったむしろ。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 囗(い)と大とに従う。
囗はむしろの平面形。
すなわち茵席の象、人の寝臥(しんが)するところである。
大は人の正面形であるから、人がむしろの上に寝ている形である。
[説文]六下 に「就くなり。囗・大に從ふ」というも、その意が明らかでない。
[段注]に「其の區域に就きて、之れうぃ擴充するなり」とするのは、囗を或(わ
く)・国の従うところの形、大を大小の大ち「かいするものであるが、字は茵席
の象にすぎない。
卜文・金文の宿の字形における百の部分ん囗、席文をしるすものがある。
茵席は日常に用いるものであるから、従前のままにすることを因仍(いんじょ
う)といい、因襲・因循の意となり、ものに依委する意となり、因果の意とな
る。
因のこれらの諸義は、みな茵席を用いることからの引伸義とみてよい。戦国期の
金文[陳氏(ちんし)因(いん)し(上下に次+月)敦(たい)]の因の字は、明ら
かに大に従うていて、蓆(むしろ)の上に人の仰臥(ぎょうが)する形である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「因」は「人がむしろの上に大の字になって寝ている形」だったのですね。
常に使い続けるものであるから、「よる、たよる」、常に用いることから「もと」の意味と
なるのですね。
さて今日の一枚は・・・
今日の写真のネタがありませんので・・・
以前作ったトンボ玉の写真ですが・・・
あ・・・一番左側は購入したトンボ玉ですかね。
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