新*今日の漢字* 「営」
今日から2月になりました。
ということで、午前中に自治会の配布物および回覧物の仕分けをしました。
そして、2月になると・・・
暖かい年は早々にスギ花粉が舞いだしたりと、ある意味うっとうしい季節です。
では・・・
新*今日の漢字*
「営」 音読み エイ 訓読み いとな(む)
画数 12画 部首 口(くち) ツ(つかんむり)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は營に作り、音符は えい(營の上部)。
えい(營の上部)のもとの字形は えい(上部火+火 下部(爻の下部))で篝
火(かがりび)の形である。
兵士たちの居住する兵舎や宮殿などの建物の前で篝火を燃やして警戒した。
営の下部の呂(りょ)は口(兵舎や宮殿などの建物の平面図)を二つ連ねた形で
営は軍隊や宮殿などの仕事にいそしみ努めることから、「いとなむ」の意味と
なる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は營に作り、えい(營の上部)声。
[説文]七下 に宮に従う字とするのは誤る。
また「市居なり」とするが、「帀居(さふきょ)なり」の誤りであろう。
帀居とは軍営の形式をいうものであろう。
その周辺には庭りょう(火+尞(にわび))が設けらるので、字はその形である
えい(上部火+火 下部(爻の下部))に従う。
呂(りょ)は宮や雝(よう)の初文の従うところで、相接する宮室の平面形で
ある。
宮室を造営することを営といい、穴居には営窟という。
[詩、大雅、霊台(れいだい)]に「之(これ)を經し之を營す」とあり、経は測量
営は造営の意。
のちすべて計画造作をなすことを営という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「営」はもと「營」と書いていたのですね。
營の上部は「篝火」の形で、下部の呂は「兵舎や宮殿などの建物の平面図」だったのです
ね。
ということで「軍隊や宮殿などの仕事にいそしみ努める」ことを表していて「いとなむ」
意味になるのですね。
呂は「さい」が二つつながっている形では無かったのですね。
さて今日の一枚は・・・
雪が積もっているのかな?と外を見ると・・・
晴れ渡った空に寒そうな三日月が見えました。
案の定、寒かったです。
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