新*今日の漢字* 「衛」
静かな土曜日の午前中です。
カーテン越しの日差しの中で、末っ子猫のいちごも「まどろんで」います。
と書こうと変換キーをたたくと「微睡んで」と出てきました。
こう書くのですね。
では・・・
新*今日の漢字*
「衛」 音読み エイ 訓読み ---
画数 16画 部首 行(ぎょうがまえ)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は韋(い)。
韋は囗(い(都市をとりかこむ城壁))の上下に止(足あとの形)が左にめぐ
り、右にめぐる形で、都市の周辺を違(めぐ)って都市を守る意味がある。
韋に行(十字路の形)を加えた衛は、都市の周囲を巡回して衛(まも)るの意味
である。
のちすべて「まもる」ことをいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は韋(い)。
[説文]二下 に衞を正字として「宿衞なり」と訓し、字は韋と帀(そう(めぐ
る))と行に従うて会意、行列して衛る義であるとするが、韋は城郭の形である
囗(い)の上下を巡回する形で、それを行(十字路の形)の間に置いた形声字が
衛である。
卜文・金文の字形に方に従うものがあり、方は人を架して呪禁(じゅきん)と
し、あるいはこれを殴(う)つ字は放で、追放の意である。
すなわち方・放は祭梟(さいきょう(首祭り))を示す字。
首祭をして呪禁とし、防衛する意である。
放に白頭を加えたものは、敫(きょう)。
敫もその呪儀をいう。
[説文]に「宿衞なり」とするも字の本義ではなく、衛とは城邑を守ること、金文に
囗の四辺に止(足あとの形)を加えたものがあり、その字が衛の初文。
韋・違・衛・圍(囲)はみな韋の声義をとる一系の字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「衛」は「都市の周囲を巡回して衛(まも)る」ということを表していたのですね。
微睡んでいる末っ子猫のいちごです。
そして・・・
今は・・・
日差しと床暖のおかげで・・・
仰向けでお腹を惜しげもなく見せながら寝ています。
家猫ならではの、なんと無防備な寝方でしょう。
これでそのうち、孫が来たら・・・
クルリと起き上がるのでしょうね。
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