新*今日の漢字* 「易」
今日は節分ですね。
いつもなら夕方から「鬼は外!鬼は外!福は内!福は内!」と豆まきをするのですが・・・
主人はおなじみの店が閉店するのでお別れの会に・・・
息子は仕事に・・・
上の孫はインフルエンザで・・・
下の孫は術後の食事制限・・・
はてさて、どうしますかね。
では・・・
新*今日の漢字*
「易」 音読み エキ 訓読み やさ(しい)
画数 8画 部首 日(ひ)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 日と勿(ふつ)とを組み合わせた形。
日(玉(ぎょく))がかがやいて、その光が放射する形を勿で示した。
玉が台の上にある形は昜(よう)で、太陽の陽のもとの字である。
玉の光には霊的な力があって、ものを変化させることができると考えられた。
それで易には変化する、「かわる」という意味と、「容易である(やさしい)」
という意味とがある。
「かわる」の意味のときはエキの音で、「やさしい」の意味のときはイの音で
よむ。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 日と勿(ふつ)とに従う。
日は玉(ぎょく)の形、勿はその玉光を示す。
易と昜(よう)とはともに同じ語頭音をもち、両者の間には声義において関係が
あるものと思われる。
[説文]九下 に「蜥易(せきえき)・蝘蜓(えんてい)・守宮なり」と、とかげ・
いもり・やもりの三名を列し、その象形とする。
また一説として[秘書説]をあげ、「日月を易と爲す。陰陽に象(かたど)るなり」
というが、下部は日月の形とはみえない。
徐灝(じょこう)の[説文段注箋(せつもんだんちゅうせん)]に、易をカメレオン
であるとする李時珍(りじちん)の説を引く。
「本草綱目(ほんそうこうもく)に曰く。蜴(えき)は即ち守宮の類なり。
俗に十二時蟲と名づく。嶺南異物志(れいなんいぶつし)に言ふ。其の首、十二
時に随って色を變ず。蓋(けだ)し物の善く變ずる者、是(これ)若(し)くは
莫(な)し。故に易の書爲(た)る、焉(これ)に取る有り」と、易名の起原を
カメレオンに求めている。
蜥易を古く何らかの呪的な目的に用いることがあったとしても、そこから易の名
義が生まれたとはしがたく、また嶺南の異虫によって易義が作られたともしがた
い。
近時の研究では、六爻(りくこう)による占卜(せんぼく)の成立の過程が、次
第に実証されてきているが、その卦爻(かこう)のとりかたのうちに、陰陽的な
思考のあることが認められる。
ただ易の初形・初義を確かめうる飼料は、まだみられない。
昜は台上にある玉光の放射を示す字であり、易にはその台座が省かれている。
しかしいずれも魂振(たまふ)りの義例で、易に改易の義があるのもその故であ
ろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「易」は「日(玉)がかがやいて、その光が放射する形を勿で表した」ようですね。
また「易」は「かわる」という意味と「容易(やさしい)」という意味があり、
「かわる」の意味のときは「エキ」「容易(やさしい)」の意味のときは「イ」の音で読む
のですね。
さて今日の一枚は・・・
後から出たシンビジウムの花芽も大きくなってきました。
先に咲いた花は根元から切り取って花瓶にさしてあります。
そうそう、体調不良と言っていたママさんが休日診療所で診察してもらったら・・・
溶連菌でした。
まだ病気に渦の中から抜け出せそうにありませんね。
鬼を追い出したいですが、豆まきは中止ですね。
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