新*今日の漢字* 「賀」
今日は1年以1回の健康診断に行ってきました。
昨夜の9時から禁食・禁水、いつもなら最後にコーヒーなど飲んでしめるのですが・・・
気持ちよくお風呂から出ると・・・なんと9時10分!
小心者の私は、コーヒーをあきらめました。
検査項目残りが胃カメラのみとなってから・・・
おそらく申し込みの団体が違うのでしょうね・・・
後から来た人たちが次々と胃カメラに向かうのに・・・
国民健康保険の特定検診の私は見事抜かされて・・・
朝3番に受け付けたのに・・・
最後から2番目となりました。
家に帰り12時頃先ずお水を飲んで、麻酔のとれ具合を確認。
無事昼食と相成りました。
では・・・
新*今日の漢字*
「賀」 音読み ガ 訓読み ---
画数 12画 部首 貝
では常用字解で調べてみましょう。
会意 加と貝(ばい)とを組み合わせた形。
加は力(りょく(耒(すき)の形))に口(さい(神への祈りの文である祝詞を
入れる器))をそえて、すきを祓(はら)い清めて虫の害を防ぐ儀礼をいう。
貝は子安貝(こやすがい)の形で、生産力を象徴するものと考えられた。
それで賀は生産力を高めるために行う儀礼であり、新しい生命を「いわう」儀礼
となる。
賀はもと農耕儀礼を意味する字であったが、すべて生命や生産について、祈り祝
う意味に使う。
また、「よろこぶ、よろこび」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 加と貝(ばい)とに従う。
加は耜(すき(力))を祓(はら)い清めて、その生産力を高める儀礼。
貝も生産力を高め、魂振(たまふ)り的な呪能(じゅのう)をもつとされるもの
で、両者を合わせて、生子儀礼や農耕儀礼に用いる字である。
[説文]六下 に「禮を以て相奉慶するなり」と慶賀の意とする。
慶字条十下に「行きて人を賀するなり」とあって互訓とするが、慶は神判(しん
ぱん)における勝利を意味する字で、賀とは字義が異なる。
金文の[大豊(っだいほう)き(皀+殳)]に が(貝+力)に作る字があり、耜に
貝を加えている形。
耜の生産力を鼓舞する意がある。
嘉(か)も加に従う字で、賀と声義が近い。
[儀礼(ぎらい)、覲礼(きんれい)]「予(われ)一人之(これ)を嘉す」の嘉を
今文系のテキストは賀に作る。
賀は「いはふ」、国語の「いはふ(斎う)」と語義の関係がかなり近い。
[詩、大雅、下武(かぶ)]「四方、來(きた)り賀す」とは四方より祝頌(しゅく
しょう)を献ずることをいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「賀」はもとは「農耕儀礼」をいう字だったようですね。
のちに「すべて生命や生産について、祈り祝う」意味に使われるのですね。
緑の少ない季節ですが、柿畑とわが家の段差の小さな崖に今も元気にこのグリーンを保って
いるのはなんでしょう?
野蒜(のびる)という食べられる葱のような野草です。
掘り出すと、1cmに満たないような玉ねぎ状に膨らんだ根元があります。
子どもの頃、土手などで根元から摘んできて、父が油で炒め、みそ味をつけて食べました。
ちなみに、周りの大きな枯葉は柿の葉。
所々にある丸い葉はユキノシタです。
静に春を待っているようです。
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