新*今日の漢字* 「眼」
今日、下の孫は1月の手術後の検診でした。
先生からOKが出たので、今日から通常通りの食事ができます。
幼稚園の年長ですが、わがままも言わず、本来食べたいものも1か月我慢してきました。
おとなしい子ですが、ちょっとお兄さんになったのだな~と感慨深いです。
では・・・
新*今日の漢字*
「眼」 音読み ガン ゲン 訓読み まなこ
画数 11画 部首 目
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は艮(こん)。
艮に限(げん(かぎる))の音がある。
限は神が天に陟(のぼ)り降りするときにつかう神の梯(はしご(ふ(𠂤+もう
一つ口のような形が付く)。こざとへん(限の左側)でもとの形は 縦画に三角
の旗が3個ついているような形)の前に、邪悪な場所に立ち入らないようにするた
めに目(人に呪いをかけ、災いを与える力をもつ呪眼(じゅがん))を掲げて
おき、人が恐れて後ろ向きになって退散することを示す。
眼はその呪力(じゅりょく)のある「め」をいう。
まなこは目の中心部で、眼力(がんりき(視力。がんりょくともよむ))のおお
もとである。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は艮(こん)。
[説文]四上 に「目なり」とするが、[霊枢経(れいすうきょう)]に「精の窠
(くわ)を眼と爲す」とあるから、眼睛(がんせい)を主とする字であろう。
艮には人の逆行する形を示す退(たい)に従うものと、呪眼(じゅがん)を示す
限に従うものとがある。
眼の古い字形がなくてそのいずれであるのか確かめがたいが、眼はおそらく限字
に従う艮を声符とするものであろう。
限は神の陟降(ちょくこう)する神梯(しんてい)である ふ(𠂤+もう一つ口
のような形が付く(こざとへん))のまえに呪眼を掲げ、それにおそれて人が立
ちかえる形の字である。
眼とはその呪眼をいう字であった。
[史記、伍子胥(ごししょ)伝]に、子胥が夫差(ふさ)の怒りにふれて自裁すると
き、「吾が眼を抉(ゑぐ)りれ呉の東門の上に懸(か)けよ。以て越寇の入り
て呉を滅ぼすを観ん」といったが、それは呪翫となって詛(のろ)いを懸ける意
である。
眼がかすむことを眼花(がんか)という。
杜甫(とほ)の[飲中八仙歌]のしに賀知章(がちしょう)を歌って、「眼花し井
(せい)に落つるも、水底に眠らん」という句がある。
常に眼底に俤(おもかげ)があり忘れられない人を「眼中の人」、めくばせして
人に知らせることを「眼語」という。
眼目・願主とはことの要所をいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「眼」はもともとは「(呪力のある「め」)呪眼」を言ったようですね。
年のせいか、最近視力が落ちてきたのでは?と思う私は、昔だったら、呪力も落ちてきてい
るのでしょうか。
さて今日の一枚は・・・
一番最初の花芽と比べると見劣りはしますが・・・
同じ鉢の中で2本目の花芽からも花が咲きました。
どんな角度で写真を撮ったのでしょう、どこ角度にしても、斜め感があります。
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