新*今日の漢字* 「寄」
今日はこれから自治会のお手伝いで、次年度の組長さんの名簿と新一年生の名簿を作ろうか
と思っています。
では・・・
新*今日の漢字*
「奇」 音読み キ 訓読み よ(る せる)
画数 11画 部首 宀(うかんむり)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は奇(き)。
奇は把手(とって)のついている大きな曲がった刀を口(さい(神への祈りの文
である祝詞を入れる器の形))に加えている形で、かたよる、すぐれるという意
味がある。
またその大きな曲刀の形は不安定で、まっすぐに立つことができないから、もの
によりかかることを倚(い(よる))という。
曲刀を神聖なものによりかからせることを寄といい、人を頼り、人にまかせるこ
とをも寄という。
「よる、たよる、まかす」の意味に用いる。
寄附はもと人を頼る意味であったが、いまは人に金や物を贈る意味に使われる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は奇(き)。
奇に不安定の意があり、寄に倚寄(いき)し、倚託(いたく)する義がある。
[説文]七下 に「託するなり」とあり、[国語、斉語(せいご)]「以て政を寄すべ
し」、[論語、泰伯(たいはく)]「以て六尺(りくせき)の孤(幼少の者)を託
すべく、以て百里の命(小国の運命)を寄すべし」のようにいう。
寄宿・寄寓(きぐう)・寄生など、みな人に附託する意。
寄語とは伝言をいう。
[管子、山国軌(さんこくき)]に寄幣の語があり、国幣を給すること。
寄附はもと人を頼る意であったが、のちには人に物を贈ることをいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「寄」に含まれる「奇」は「把手のついている大きな曲がった刀を口(さい)に加えている
形」で「かたよる、すぐれる」という意味なのですね。
そして宗廟の屋根である「宀(べん)」をつけた「寄」は「曲刀を神聖なものによりかから
せる」ことを表しているのですね。
また「人に頼り、人にまかせること」も「寄」というのですね。
「よる、たよる、まかす」の意味に用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
今日も春に先駆けて咲く野の花です。
私は長い間ほぼ同時期に咲く「ホトケノザ」だと思っていたのですが・・・
実は「ヒメオドリコソウ」でした。
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