新*今日の漢字* 「検」
今日はお彼岸の入りなので、朝7時半頃からお墓掃除へ行ってきました。
帰る途中、五目ずしがあるから寄ってねと言われていたので・・・
義姉宅で受け取って帰ってきました。
帰宅後、忘れていたお花を買ってきて、仏様へあげました。
では・・・
新*今日の漢字*
「検」 音読み ケン 訓読み ---
画数 12画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は檢に作り、音符は僉(せん)。
僉に儉(倹。つづまやか)・驗(験。ためす)の音がある。
僉は二人の者が並んで、神への祈りの文である祝詞を入れる器の口(さい)を
捧げて舞い、神に祈っている形で、質素の意味があり、また神意をためし調べる
の意味がある。
それで検には「しらべる、かんがえる」、また調べた結果を「しるす」という
意味があるのであろう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は檢に作り、僉(せん)声。
僉に儉(倹)・劍(剣)の声がある。
[説文]六上 に「書署なり」とみえ、書画に表題をつける意とする。
重要な書類は封検(ふうけん)を施して、みだりに披閲(ひえつ)することを禁
じた。
[後漢書(ぎかんじょ)、祭祀(さいし)志、上]に、尚書令が玉牒検(ぎょくちょ
うけん)を奉じ、皇帝が神の両面にわたって二分璽(にぶんじ)をもって親しく
これを封じ、太常が壇上(だんじょう)の石を発(ひら)き、尚書令がその玉牒
を蔵し、終わってまた石で蓋(おお)い、尚書令が五寸印をもって石検を封じた
という。
事実を取り調べることを検校・検討といい、犯罪をしらべることを検察・検験と
いう。
[荀子(じゅんし)、儒効(じゅこう)]に「禮は人主の群臣の寸尺尋丈の檢式と
爲す所以(ゆゑん)なり」とは、法式・規範の意であるが、これがもとの意で、
[孟子、梁恵王(りょうけいおう)]「狗彘(こうてい)、人の食を食らえども檢す
るを知らず」の[趙岐(ちょうき)注]に、「法度を以て檢斂(けんれん)すること
を知らざるなり」という。
また倹式の意である。
[説文]にいう書署のことは、縹簽(ひょうせん)ともいい、後起の義である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「検」は「二人の人が口(さい)を捧げて舞い、祈り、神意をためし調べる」意味があるの
ですね。
それで「しらべる、かんがえる」の意味となり、また、調べた結果を「しるす」という意味
もあるのですね。
さて今日の一枚は・・・
わが家の近所に立っている区が設置してくれた看板です。
古くからある家の屋号に「うえのしま」と「したのしま」というものがあります。
確かに、坂の上が「うえのしま」坂の下の方が「したのしま」です。
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