新*今日の漢字* 「現」
今日はママさんが小学校の卒業式のお手伝いでした。
下の孫は幼稚園の園児としての最後のスポーツクラブでしたので・・・
一緒に行って、見学しました。
1周100mちょっとのコースですが、足慣らしに3周ぐらい走り・・・
その後リレー形式で5~6周、時間をおいて走っていました。
代々かけっこは苦手な家なので・・・結果は「頑張ったね!」という感じでしょうか。
では・・・
新*今日の漢字*
「現」 音読み ゲン 訓読み あらわ(れる る)
画数 11画 部首 王
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は見(けん)。
古い文献には見えず、おそらく顕(顯)の形声の字として作られた字であろう。
偏の王はおそらく霊の力を持つ玉(ぎょく)。
玉に糸飾りをつけて神霊の憑(よ)りどころとし、これを拝んでいる姿が顕。
そこに神霊が顕(た)ち顕(あらわ)れるのである。
現はこの顕に代わる字として、「あらわれる」の意味に使われたのであろう。
「うつつ」とは、霊が現実に姿を現すことである。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は見(けん)。
[説文]にこの字はなく、現世(げんせ)・現在・現相(げんそう)・現識・現象・
現出・現身など、みな仏教語である。
[抱朴子(ほうぼくし)、至理]「或いは形現れて往來す」も仏教語を用いたものだ
あろう。
わが国では「現(うつつ)にも夢にも」という万葉歌がある。
現在は古くは見在(げんざい)としるし、「日本国見在書目」のようにいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「現」は[説文]には出てこない字だったのですね。
「顕」の代わりに「あらわれる」の意味に使われていたようですね。
そして「現」に含まれる「王」はどうやら「王」ではなく「玉」だったようですね。
また、仏教語に多く使われていたのですね。
さて今日の一枚は・・・
昨年は1個花をつけたサクランボの木ですが、今年は花はなさそうですが・・・
やわらかい新芽がすくすくと育っています。
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