新*今日の漢字* 「災」
今日は漢字教育サポーターと漢検の生涯学習セミナーの研修会がありました。
教育サポーターの研修はご活躍の先輩の実践されていることや注意点を
教えていただきました。
とても勉強になりましたし、楽しいひと時でした。
生涯学習セミナーではNHK放送文化研究所の塩田 雄大(たけひろ)さんのお話でした。
初期のラジオ等の放送の際の標準語の定まる過程などを漢語など観点からのお話でした。
これからまたお手伝いがありますので途中までですが・・・
では・・・
新*今日の漢字*
「災」 音読み サイ 訓読み わざわ(い)
画数 7画 部首 火
では常用字解で調べてみましょう。
会意 巛(さい)と火とを組み合わせた形。
巛はもと さい(巛の上下の中央付近に横画)に作り、水流(巛)が壅(ふさ)
がれてあふれ流れることをいう。
巛は水災、洪水の災難(わざわい)
・・・時間切れです・・・・
・・・続きです・・・
巛は水害、洪水の災難(わざわい)をいい、それに火を加えて火災をいう。
のち災は水災・火災だけでなく、ずべての「わざわい」をいう。
[説文]十上 には烖(さい)・灾(さい)の字をあげているが、ともに火災を主と
する字である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 巛(さい)と人に従う。
巛はもと さい(巛の上下の中央付近に横画)に作り、水が壅(ふさ)がれて
溢流(いつりゅう)する形で、水災をいう。
それに火を加えて、火災の意とする。
[説文]十上 に正字を烖(さい)とし、「天火を烖と曰ふ」とする。
烖は𢦏(さい)の形声字である。
人火を火、天火を災いという。
天火とは落雷や伸などの自然火の意である。
古くは災厄は天意によるものとされ、災咎(さいきゅう)・災祥・災譴(さい
けん)・災眚(さいせい)・災異のように、天のなす災いとされた。
[左伝、僖(き)十三年]「天災流行す」、[左伝、宣十五年]「天、時に反する災
と爲す」もその意。
[周礼(しゅうらい)、天官、膳夫(ぜんふ)]「天地に烖有るときは、則ち
(楽を)擧(あ)げず」、[春官、大宗伯(だいそうはく)]「弔禮(てうれ
い)を以て くわ(示+咼(禍))烖(さい)を哀(かな)しむ」、[秋官、掌
客]「禍烖有るときは、禮を殺(さい(減))す」など、みなその天譴(てんけ
ん)にこたえて、恭謹の意をしめすためである。
字はまた葘(し)に作る。
卜辞に災禍の有無を卜するとき「𢦏(わざはひ)亡(な)きか」という。
のちすべて災・𢦏を用いる。
灾(さい)は天火のため宮廟(きゅうびょう)などの焚(や)ける意である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「災」に含まれる「巛」は「水災」を表す字だったのですね。
それの下に「火災」を示す「火」をつけて、もとは「水災と火災」を表していたのですね。
のちに「すべての災い」をいうようになったのですね。
さて今日の一枚は・・・
大根の花が咲きました。
でもきれいだったので、記念撮影です。
この後すぐに花は切り取り、大根は抜きました。
9日間、甥っ子のお手伝いに行きましたが、地域のみなさんのおかげをもちまして、
無事、良い成績で終了しました。
これで少しのんびりとできます。
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