新*今日の漢字* 「妻」
今日はお手伝いも終了し、通常の生活に戻りました。
まずは、ちょっとお片付け!
ということで・・・
午前中はあちらこちら掘り返して片づけました。
では・・・
新*今日の漢字*
「妻」 音読み サイ 訓読み つま
画数 8画 部首 女
では常用字解で調べてみましょう。
象形 髪飾りを整えた女の形。
頭上に三本の簪(かんざし)をたててさし、それに手(又(ゆう))をそえて
髪飾りを整える女の姿である。
それは結婚式のときの着飾った女の姿であり、妻は「つま」の意味となり、動詞
に用いて「めあわす(嫁入りさせる)」とよむ。
夫(おっと)は大(立っている人を正面から見た形)に一をくわえて、髻(ま
げ)に簪を横に通している男の形であり、正装した男の姿を示す。
夫・妻は結婚式のときの正装した男女の晴れ姿を示す字である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 髪飾りを整えた婦人の形。
要素を分けていえば、頭上に三本の簪(かんざし)を加え、それを手(又(ゆ
う))で整えている女の姿で、婚儀のときの盛装をいう。
夫は髻(まげ)に簪を加えて盛装した男子の姿である。
夫妻という字は婚儀における負債の盛装した姿である。
[説文]十二下 に「婦なり。己(おのれ)と齊(ひと)しき者なり」(小徐本)と
は、齊(さい(斉))の音で妻を解したものであるが、音義的な解釈に過ぎな
い。
齊の音をもつのは さい(齊の下部に女)で、巫女(ふじょ)をいう。
[詩、召南、采蘋(さいひん)]「誰(たれ)か其れ之(これ)を尸(つかさど)る
齊(うるは)しき季女有り」の齊は さい(齊の下部に女)の意である。
[詩]には取妻・妻子・妻帑・寡妻・豔妻(えんさい)などの語がみえるが、金文に
全くその字がみえないのは、祭祀(さいし)儀礼のときには、その語を用いる
ことがなかったからであろう。
妻とすることを「妻(めあ)わす」という。
[論語、公冶長(こうやちょう)]に、孔子が自分の女(むすめ)を、刑余者である
公冶長の妻としたことをしるしている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「妻」という字は「頭に三本の簪をつけて結婚式の盛装した女性の姿」だったのですね。
そして「夫」も「結婚式の盛装した男性の姿」だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
柿の芽も柔らかい黄緑色になり、動き始めました。
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