新*今日の漢字* 「採」
今日は寒い雨の日となりました。
今日も午前中、少しずつですが、片付けをしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「採」 音読み サイ 訓読み と(る)
画数 11画 部首 手(てへん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は さい(婇の女→てへん)に作り、音符は さい(婇の女なし(采)
)。
采は木の上に手(爪(そう)。指先)を加えて、木の実を手で摘み取るの意味で
ある。
采が採のもとの字である。
采が草木から色をとる、色どりの意味に用いられるようになって、「とる」の意
味には手へんを加えた採が使われるようになった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は さい(婇の女→てへん)に作り、 さい(婇の女無し(采)声)。
采は木の果などを取る意で、採の初文。
采の字義が彩色などに分化するに及んで、采取の字として採が作られた。
漢の[楽府(がふ)]に「採菱(さいりょう)」「採芝(さいし)」「採薇(さい
び)」(採のつくりは婇の女無し)などの曲がある。
草花の類だけでなく、事物の採集にも用いて、採訪・採問・採摭(さいせき)の
ようにいい、えらびとることを採択という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「採」のもとには「采」で、「采が色どりの意味」に使われるようになって「採」の字が
使われるようになったのですね。
意味としては「とる」という意味に用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
山野草のムラサキケマンの花が咲き始めました。
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